キラキラ 新装版 (フレーベル館復刊絵本セレクション)

  • フレーベル館
3.91
  • (6)
  • (9)
  • (6)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577040294

作品紹介・あらすじ

人と人が理解し合うために…永遠のテーマを描く感動作。4才ごろから。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 子供にも分かりやすい内容でした。感動させすぎないところが好きです。

  • 読了

  • 30年度 4-1 
    5分

  • 子供にわかりやすく大切なメッセージを伝えている。
    絵が綺麗。

    4歳次女のお気に入りになりそう。図書館にて。

  • あったかくて優しいパステル。
    ちょっとせつない。
    メッセージがわかりやすい。

  • 人は見かけで判断してはいけないよ。

  • 1975年に出版された絵本の復刻版。
    なかなか読めないでいた本なのでとても嬉しい。
    シンプルなストーリーながら、見かけに惑わされる人間の弱さと驕りを確実についてくる内容であり、やなせ先生独自の価値観が伺える。
    美しさや優しさというものは、本当は簡単には見えてこないものなのかもしれない。

  • 怪物のキラキラを退治するために弟が山へ向かうが、弟は帰ってこない。
    そこで兄が山へ登るとそこには弟に襲い掛かっている怪物の姿が。
    兄は得意の弓でキラキラを仕留めるが、弟は何故か兄に殴り掛かる。
    実はキラキラは瀕死の弟を介抱していたのだとか。
    キラキラは、自分の生まれた星ではみんな自分と同じ姿をしている。
    あなたたちが襲ってくるから怖くて山にこもっていた。
    私にはあなたたちが怪物に見える、と。
    そして、キラキラは死んで故郷の星へと光となって帰っていったのだった。
    前は見るだけで恐ろしい山が今はとてもきれいに見えるのだった…。

    こっちから悪でもあっちからはこっちが悪ということ。

    キラキラが死んでしまうのは残念だけれども、アンパンマン以外のやなせたかしの話ってあんまりハッピーエンド(死なない)がない気がする。

  • おなじみ、あんぱんまんのやなせたかしさんの絵本。

    高い山に住む、キラキラという一つ目の怪獣を退治にいった弟。
    弟は待てども待てども帰ってこないので、兄は弟を探しに行く・・・。

    キラキラの優しさ、寂しさ。
    見た目だけで判断することの罪。
    人間のおごり。

    シンプルなストーリーだが、大事なことがたくさん詰まったお話だと思った。

    私はかなり感動し、この絵本をとても好きになったけど、R君には不評だったようで、リピートなし。
    キラキラがちょっと怖かったのもあるだろうし、最後が悲しかったのもあるだろうけど。

    でも、もうすこし大きくなったら、絶対にまた読んであげたい絵本。

  • やなせたかしの世界観が前面に出てる。
    子供向けなんだけど、大人も考えさせられる。
    なぜ、みんなが「怖い」ていう気持ちをもってしまうのか。
    誤解が招く悲劇。
    まだうちの子たちにはちょっと難しいかも、変に恐怖を植えつけても困るな、と思いつつ読み聞かせるけど、あんがいアッサリ受け入れている。どのくらい心に残っていくのかな。
    「あれ、死ぬのはやくない?もっとこうやってさ、苦しんだりしたらもっと悲しくなるのにさ。」「ぼくだったら、一発目は外して打って様子をみる。それで、襲ってくるなら今度は当てるよ。」(S8)
    テレビの見過ぎ?

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

やなせたかしの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×