おつきさまがたいへんだ

  • フレーベル館
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577042144

作品紹介・あらすじ

なんでもしっているつもりのあらいぐま、オルドリン。あるばん、うさぎがオルドリンにたずねました。「おつきさまのかたちがかわってるよ。どうして?」オルドリンはこたえをしらなくてあせったけれどみんなでしらべようとうまくごまかしました。「おつきさまがたいへん!」だんだんちいさくなっていくおつきさまと、あやしいようすのくまのハッブルとラベル。くまたちはなにをしているのでしょう…?

感想・レビュー・書評

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  • お月様がどんどんちいさくなっていく!大丈夫??

  • 物知りでいたい知ったかぶり屋のあらいぐまのオルドリン。
    テントを上手に組み立てられないのに組み立てるのは簡単簡単と言ってみたり、Y字型の木の枝はしっぽを支えるものだと言ってみたり。
    クマたちが星座を観察している様子を見たオルドリンは空には星しかなくて、星座なんてない、と言い切る。
    他の動物にお月様がどんどん欠けていくのは何故かと聞かれる。
    理由を知らないオルドリンだったけれど、なんとか理由を見つけようとして、お月様が減っていく対策本部を立てる。
    一方、クマのハッブル、ラベルは理由を知っているようだ。
    日に日に減っていくお月様。
    更にクマたちの動きが怪しいのでオルドリンはクマたちが月にロケットを飛ばして月の石をどんどん運び出しているから減っているのだと、思い当たる。
    そして、その石を売って商売しようとしているのではないかと、予想する。
    そこへ、クマたちからお月様の欠ける理由を教えてあげるからおいで、と呼ばれる。
    クマたちの作ったドームには大きな天体望遠鏡があって、お月様の観察が出来るのだ。
    そこでオルドリンはお月様の形は変わっていなくて見え方が変わるだけと知る。
    本当は知らなくて、知ったかぶりをして、クマたちを疑ったことを謝る。
    そうして、夜空の星が何個あるか知っている、たくさんある、と断言するのだった。

    お月様の欠ける理由とは…?

    月の欠ける理由をユーモラスに説明する絵本や、知ったかぶりをする絵本は多いけれど、そのいろいろな要素を混ぜた感じ。

    知らないのに知ったかぶりしてしまう人っているよね。

    クマたちが自分でドームを作ってしまうのがすごい。
    望遠鏡はどこからか仕入れたのかな。

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著者プロフィール

絵本作家。イギリス、ロンドン生まれ。グラフィックデザイナーとして活躍したのち、児童書に携わるようになる。『いたずらえほんがたべちゃった!』(ブロンズ新社)は、読者を絵本の物語に参加させるユニークな発想が人気を博し、世界中20カ国以上で大ヒットとなった。現在は妻とふたりの子どもとともに、チェスターに住んでいる。絵本の作品に『おつきさまがたいへんだ』(もきかずこ訳 フレーベル館)、『We’re in the wrong book!』『Millicent and Meer』(いずれも未翻訳)などがある。

「2018年 『いたずらえほんがなんかへん!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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