助っ人マスター (文学の森)

著者 :
  • フレーベル館
3.27
  • (2)
  • (1)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577045756

作品紹介・あらすじ

小5の伊藤砂羽は、頼まれごと引き受ける「助っ人マスター」係。頼まれるとイヤとはいえないけど、マラソン大会に出場なんて!?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  クラスで走るのがビリから二番目に遅い砂羽(5年)が、マラソン大会に出場することになる。
     練習の時の砂羽の思い「あの電柱まで…」が、新聞で読んだ君原さんの言葉と重なる。

  • ルミさんを受け入れられずに悪態をついているところがよかった。

  •  クラスの係で「助っ人マスター」という係を引き受けた砂羽は、嫌われたくない思いから、頼まれれば何でも引き受けて来た。しかしいつしかクラスのみんなのいいように使われていた。
     そしてとんでもないことに、大嫌いなマラソン大会に出場することになってしまったのだ。

     砂羽には新しく母親になったルミさんとの関係がうまく築けないという悩みもあった。

     家でも学校でも思うようにならない砂羽の葛藤と成長の物語。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

青森県出身。地元で勤務しながら創作活動を続ける。2014年『ジャパン・ディグニティ』で第1回暮らしの小説大賞受賞。2023年「バカ塗りの娘」として映画化。主な作品に『おひさまジャム果風堂』『お手がみください』『みさと町立図書館分館』『みとりし』『ペットシッターちいさなあしあと』『羊毛フェルトの比重』(すべて産業編集センター)、『藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房』(中央公論新社)など。

「2023年 『[新版]ジャパン・ディグニティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

髙森美由紀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×