- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577051177
作品紹介・あらすじ
今、地球のほかの場所では、なにがおきているんだろう?
地球をぐるっとまわって、今この時間に、世界で何がおきているのか、見てみよう!
氷がとけてえものがとりづらくなっている北極のホッキョクグマ、木を切られ山の一部だけでくらす中国のテナガザル、山火事で水のみ場がへっているオーストラリアのカンガルー……
このしゅんかんにも、地球の環境の変化により、たくさんの動物たちに危機がせまっています。
地球について知ること、考えること。それが、地球上のすべての生きもの、そして「たったひとつの地球」をまもる一歩になります。
感想・レビュー・書評
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デズモンド絵、長友恵子・訳:フレーベル館/023年2月 20230605
「わたしたちがくらしている地球は、休みなくまわっています。1しゅうすることを1日とよんでいます。そして地球をオレンジみたいにたてに24にわけて、そのひとつぶんを地球がまわるときにかかる時間を、1時間としています。だから、1日は24時間あることになるのです。」という出だしで始まるこの本は、地球の北極と南極を結ぶ罫線を、グリニッジ天文台からたどりながらめぐっていく。それぞれの土地の暮らしや、そこで起きている問題点を、さらりとさりげなく織り交ぜて、見開きのダイナミックな、時にロマンチックなイラストで見せていく。親子で眺めながら、語り合いながら、いろいろなことを考えさせられる絵本だ。 -
4月21日が終わろうとしている真夜中、眠れない女の子ふたりは、この時間この瞬間に、地球のほかの場所ではどんなことが起きているのか思いをはせる。世界のそれぞれ違う場所、違う時間で、いろんな生きものたちが生きている……。
美しい動物、自然を描いた作品であり、地球の時差というものについても教えてくれる。この日付にはなんの意味があるのだろうかと思っていたけれど、アースデイなんだな……というくらい、日本ではあまり浸透していないので、もっと広めるべき日ですね。
それぞれの場所で生きている動物たちが危機に瀕している。それを守ろうと活動している人たちがいることがわかる。その活動がなければ今のままでは絶滅してしまいそうだいうこともわかる。
真夜中の鐘がなる一瞬のうちに地球を回るというファンタジックな設定も面白い。
英語版を読んで、登場する場所が地図で表わされていたらいいなと思っていたから、日本版では裏表紙に地図がついていて、さすが!と思った。