ハイファッション デザイナーインタビュー。

  • 文化出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579304417

作品紹介・あらすじ

雑誌『ハイファッション』に掲載されたデザイナーのインタビューが一冊の本に。現在も第一線で活躍する国内外の総勢55組が、2005年から2010年に掛けて本誌に語った言葉を通じて、時代や現代ファッションの魅力が浮き彫りになる。

感想・レビュー・書評

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  • アルベール・エルバスが死去 「ランバン」復活の立役者 | WWDJAPAN.com
    https://www.wwdjapan.com/articles/1209206

    休刊誌「ハイファッション」のデザイナーインタビューをまとめた書籍発売 FASHIONSNAP.COM [ファッションスナップ・ドットコム]
    https://www.fashionsnap.com/article/2012-07-06/highfashion-interview/

    ハイファッション デザイナーインタビュー。(文化出版局 編)【文化出版局】
    http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579304417/

  • 日本の若いデザイナーのことも知られてよかった。

  • ドリスヴァンノッテンがどうして刺繍や柄物が多いかが分かりました。ファッションとは産業ですね。

  • 現在のモードシーンの第一線を賑わすデザイナーのインタビュー集。
    一人のデザイナー、ブランドを詳細に掘り下げたものではないので、「好きなデザイナーがたくさん出てるな」と思えば、手に取ればいいと思う。個人的には、比較的好きなデザイナーが出ていたので楽しめました。デザイナーの生の声って、案外触れる機会が少ないから、その意味でもなかなか有意義な書であった。デザイナーの考えに触れることで、彼らの服を見た時に、また発見や、思うことも出てくるのだろう。それも楽しみである。内容的には、ポール御大のポジティブな人柄と、巻末のアルベール・エルバスの文化服装学院での講義にとても惹かれた。


    以下、特に印象に残ったフレーズを抜粋。

    「続けていくこと。それだけが、このビジネスを延命させる手段です。同時に、繊維を例にとっても、進化はあらゆる面で起きています。世界は動き続けている。動かないものは死んでいる、そう思っています」(ドリス・ヴァン・ノッテン/DRIES VAN NOTEN)

    「ムッシュ(イヴ・サンローラン)から学んだものは、言葉では言えないくらい大きなものです。ア・ラ・モードであろうとするなと言われました。翌日には時代遅れになるだけだから、と。流行を取り入れるよりも、服に向かい合うことを教わりました。そして、人や仕事に対する尊敬も」(ジャンポール・ノット/JEAN-PAUL KNOTT)

    「服は身体を通してはじめて生命が宿るのだから」(ニール・バレット/NEIL BARRETT)

    「ファッションのおもしろさとは、そこに予想外なものがあること」(フィリップ・リム/3.1 PHILLIP LIM)

    「哲学は今も変わっていません。チームワーク、私たちの言葉を代弁する服、先入観を持たないこと、確かに見えるものすべてに疑問を投げかけることです」(メゾン マルタン マルジェラ/MAISON MARTIN MARGIELA)

    「アートも、内側に政治意識を含むべきだと思います」(ミウッチャ・プラダ/PRADA)

    「ファッションはアートと違って、消費されるものです。だから、コラボレーションピースに限らず、僕のデザインの大前提は、自分が着たいかどうかということ。<中略>アートを背負った着られない服には、魅力を感じませんから」(清永浩文/SOPHNET.)

    「いろいろな制約があるほうが、クリエーティブになれると思う」(ポール・スミス/PAUL SMITH)

    <デザイナーにとって時間とはなんですか?という問いに対して>「時間は腕時計を見ればわかる。でも、本当のデザイナーは、時計に合わせるのでない。どこで始め、どこで終わるかということは言えないのです。<中略>ファッションデザインにかかわっている私たちには、終りはないのです。そして、いくらあっても、時間は足りないということです。実はデザインする時間なんて少ししかありません」(アルベール・エルバス/LANVIN)

    <日本のデザイナーについて、どう思いますか?という問いに対して>「<前略>今最大の問題は、日本の新しいジェネレーションのデザイナーを見つけられないことです。これは、ゆゆしい問題です。これは一つには、英語ができないことに関係しているように思えます。<中略>日本の学校がちゃんと英語を教えないというのは、ナショナリストすぎると思う。もっとインターナショナルになってほしい。あなたたちが学校で習った、日本の伝統、文化、歴史・・・・・・、世界はそれを知りたがっているのです。唯一できるのは、言葉によるコミュニケーションです。英語がとにかく重要です」(アルベール・エルバス/LANVIN)

  • 表題通りの内容。
    デザイナー個々の考えが窺える本。
    雑誌『high fashion』が好きだった人にお勧め。

  • たまんない

  • 帯文:”ファッションは、なぜ素敵なのか?”

    目次:トウキョウ デザイナーズ ポートフォリオ、デザイナーと読者の対話が成立する場所、18人のデザイナーがファッションについて語った、日本人デザイナーのフリースピリット、サカイとトーガ 世界が注目する東京の二つのブランド、デザイナー7人の素材への意識、…他

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