- Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784580811973
感想・レビュー・書評
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わたしも、やっているような気もちになりました。
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相当な読書嫌いだった小学校時代、読書感想文の宿題を終えるべく泣く泣く読んだ一冊。嫌々読んだ割には内容を覚えていて、つい社会人になってまた改めて買ってしまった。
特に長所のない(と思い込んでいる)少年が、一輪車を富士山の上まで担いで登るまでの過程を描いた物語。Facebookに投稿したら無数のいいね!が付くことだろう。
頭の片隅にこの物語が残り続けるのは、特に長所のない(と思い込んでいるだけ、と信じたい!)自分にも、きっと人が驚く何かができるんだと、心のどこかで戒めたいからかもしれない。 -
もう、ほんと、こういう絵、タイトル、そそられないんだけど、日頃子供に絵で判断するなって言ってるからね(でもそれは、寺島竜一の挿絵の『からすが池の魔女』とか、桜井進の絵の『ピッピ』とかそういう本を指してるんだけど)、頑張って読んだよ。
まあ、予想通りというか、絵も内容にぴったりというか、いかにも教師が書きそうな話っていうかね・・・。
特にとりえのない普通の男の子が一輪車が得意な自分を発見し、一輪車を担いで富士登山し、頂上で一輪車に乗るって話なんだけど。(読まなくても絵を見ただけでこれが言えそうなところがやだ。)
一輪車は女の子っぽくてかっこ悪いと悩んだり、登山中に一緒に登った友だちが具合悪くなってリタイアしそうになったり、登山中一輪車が重い上、悪天候になってくじけそうになったりと、完全想定内のトラブルがあり、もちろん最後は成功して達成感(「やればできるんだ!」)を感じるという・・・。
憧れの女の子はあくまで応援して見守るだけのわき役ってとこが、作者の古臭さを際立たせる。(飛雄馬を見守る明子姉ちゃんみたいな)
ターゲットの読者(小学3年から6年)が飽きないよう、読みやすいようにしてあるところも、教師らしい。
まあ、こういうの学校の先生が読ませたい感じよね。
読んで害があるわけではないが、校長先生の朝礼の話みたいにすぐ忘れそう。 -
私も富士山に登った経験があるので、
よーく気持ちが分かりまーす!!