荒野にネコは生きぬいて (文研じゅべにーる)

  • 文研出版
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580814813

感想・レビュー・書評

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  • 読みきるのがひたすら辛い
    猫の幸せについて考えてしまった
    読んでよかった

  • 私が猫に対して、強かで凛とした野性的なイメージを持っているのは、多分この本のせい。

    捨てられた子猫の一生を描いた本で、ファンタジー要素は一切ない。ドキュメンタリーと言って良と思う。

    初めて読んだのは小学校低学年の頃で、決して楽しい本ではなかった。
    細かい部分はもう忘れてしまったけれど、猫が過酷な自然の中を精一杯生きて、死んでいくまでのドラマが子ども心に衝撃だった。

    野良猫は人間と違って、どんなに辛い目に遭ってもギブアップ出来ない。
    お腹が空いてもケガをしても寒くても敵に襲われても、都合良く助けなんか来ないし、生きる努力をしないと死んでしまう。
    そういう猫の姿がかわいそうで見ていられない、でも最後まで見届けたいと思わせる話だった。
    主人公の猫のことを「カッコいい」と思ったのを憶えている。

    ラストは今でも心に残っている。
    「優しい人間に拾われた、おしまい」とはならない。
    人によっては「こんな終わり方嫌だ!」と思うかもしれない展開で、でもすごくリアルだった。
    これがこの猫の生き方だったんだなあ。

  • 小学校の図書室で、繰り返し読んだ1冊

    なぜあんなに繰り返し読んだのか、その時の気持ちを知りたくて、また読んでいます。

  • 子どもの頃に読書感想文のために読んでから子を持つようになった今でも何故か時々読み返す。最後の展開に毎度心が引き裂かれる。

  • 生後わずか12週で人間に捨てられ、荒野に放り出された一匹のネコ。山もあれば谷もある過酷な人生を、彼女は自らの力で生きぬいていきます。強く愛しいネコの姿に、命の尊さと生きることの意味を考えさせられます。

  • タイトルから想像する内容とかなり違った。ドキュメンタリーをそのまま文字に起こしたような。1匹の猫の一生をとても冷静な目で、淡々と描いてゆく。児童書なので、とても簡潔に短い言葉で書かれているにもかかわらず、目の前に荒野が広がっているかのような迫力がある。そのリアルな筆致と、猫の結末に子供の時に読んでいたら、ショックを受けてしまいそうだ。

  • 児童書
    タイトルも表紙絵も力強いけれど過酷な環境で必死に生きてるのらねこのおはなし

  • さいごがかわいそうだった・・・。

  • 「この本読んだ?おぼえてる? 」「この本読んだ?おぼえてる?〈2〉—教科書で習ったお話編」より
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  • たった1匹で荒野に放り出された子猫を待ち受ける数々の苦難、学校の図書室で借りて読んだきりなので細部は曖昧だがラストで号泣した覚えがある。小学校高学年向け。

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