ロード -キャンピングカーは北へ (文研じゅべにーる)

著者 :
  • 文研出版
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本棚登録 : 55
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580822252

作品紹介・あらすじ

たよりないことこの上ない、うちの父ちゃん。ある日、ついに大事件が起こる。父ちゃんが会社をクビになったんだ。でも、次に起こったのはもっと大事件だった。なんと父ちゃん、家族にだまってキャンピングカーを買ってきた。まだ再就職先も決まってないのに…。どうするんだよ、父ちゃん!どうなるんだよ、うちの家族は!!

感想・レビュー・書評

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  • ばらばらになった家族をまとめるためにキャンピングカーで旅に出る父親、姉、僕、犬、猫の話。

    正直、ストーリーはハチャメチャです。
    リストラされた頼りないお父さんが、退職金でキャンピングカーを買って、反抗期の姉と小学生の主人公とペットと北海道まで行くなんて。

    そして、その旅でのハプニングや、2人の子どもたちの成長もあまりにでき過ぎストーリーです。

    それでも入選にするのは、最後のお母さんからのお手紙が感動的だから。

    軽くて読みやすくて内容も簡単だから中学年でもよいし、その方が良いかも。

  • 憧れのキャンピングカー。キャンピングカーは孤立するものじゃなく、人のつながりを生むものなんだな。

  • ・見返しに、本の中でキャンピングカーが進んだ道が絵になって描いてあるので、本を読む前からワクワクします。この本は、家族の大切さや、人との関わりについても書いてあるので、オススメです。

  • 中2と小6、難しい年頃の子どもが、父とキャンピングカーで旅に行く。

    予想どおりの、家族の絆確認の旅だけど、やっぱり感動です。

  • 少し(いやかなり)どじなところのあるお父さんと、その父親のダメさ加減にほとほと愛想を尽かしている娘、それらを「他人事」と割り切り何もかも他人任せな息子。唯一お母さんだけは、どんなにお父さんがどじでもそれを笑って許し受け入れている、親と子がバラバラな家族。ある日、そのお父さんが仕事のミスが重なりとうとうリストラされることに。ますます家族のバラバラさに拍車がかかる中、お父さんは子どもたちとの繋がりを取り戻すためにキャンピングカーを突然買ってくる…

    作者もキャンピングカーで旅をしており、そのキャンピングカー旅の醍醐味を上手く家族の絆を取り戻す物語に絡み合わせています。物語が進むにつれ、自分たち家族の何が問題だったのか、どこが変わっていかなければならないのか、が浮き彫りになっていきます。ただ、そこのところを実際に読み手の子どもたちがどう感じるのか…説教臭いと感じるのか、自分に照らしあわせて読めるのか。

  • お人好しで頼りない父親が、リストラされた。
    中二の姉の千草は、情けない父親にイライラして、いつもおこっている。
    母親はそんな父親なのに、文句も言わずに対応している。
    久斗はただ、傍観していることしかできない。

    ある日父親が突然キャンピングカーを買ってきた。
    家族の誰にも相談もなしのサプライズだ。
    退職金で買った中古車とは言え、これにはさすがの母親もあきれた。

    父親が言うには、キャンピングカーで旅行をして、家族の絆を深めようということらしい。
    千草は部活があるから行かないと言うけど、久斗はキャンピングカーに興味津々で、行ってもいいなと思った。

    母親は仕事が休めなくて不参加だったが、千草が行けることになり、ペットの犬と猫を連れて3人での旅行が始まった。
    一行は数々のアクシデントにあいますが・・・。

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著者プロフィール

山口理(やまぐちさとし)
東京都に生まれる。28年間の教師生活を経て、執筆に専念。自転車で日本縦断し、富士山頂を走り回り、また時には徒歩で利根川の河口から源流まで歩き通すなど、腰の落ち着かない作家である。ただし最近は、寄る年波のせいか、車を使って愛犬とふたり(?)で日本一周の旅をするという、軟弱者に成り下がった。
 登山も常に単独行で、あまりの知られていない山や、登山者の少ない山を選んで登る、といった偏屈な一面がある。(プチ遭難の経験あり)ペットとして、臆病な柴犬の「こゆき」と、凶暴ネコの「たまご」を飼っている。
 主な作品に、『直樹の学校戦争』(小学館)、『風のカケラ』(汐文社)、『時のむこうに』(偕成社)、『ぼくの一輪車は雲の上』『ゴジラ誕生物語』『リターン!』『ロードキャンピングカーは北へ』(いずれも文研出版)など多数あり。

「2022年 『生き抜け!遭難の五日間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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