- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784580822252
作品紹介・あらすじ
たよりないことこの上ない、うちの父ちゃん。ある日、ついに大事件が起こる。父ちゃんが会社をクビになったんだ。でも、次に起こったのはもっと大事件だった。なんと父ちゃん、家族にだまってキャンピングカーを買ってきた。まだ再就職先も決まってないのに…。どうするんだよ、父ちゃん!どうなるんだよ、うちの家族は!!
感想・レビュー・書評
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憧れのキャンピングカー。キャンピングカーは孤立するものじゃなく、人のつながりを生むものなんだな。
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・見返しに、本の中でキャンピングカーが進んだ道が絵になって描いてあるので、本を読む前からワクワクします。この本は、家族の大切さや、人との関わりについても書いてあるので、オススメです。
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中2と小6、難しい年頃の子どもが、父とキャンピングカーで旅に行く。
予想どおりの、家族の絆確認の旅だけど、やっぱり感動です。 -
少し(いやかなり)どじなところのあるお父さんと、その父親のダメさ加減にほとほと愛想を尽かしている娘、それらを「他人事」と割り切り何もかも他人任せな息子。唯一お母さんだけは、どんなにお父さんがどじでもそれを笑って許し受け入れている、親と子がバラバラな家族。ある日、そのお父さんが仕事のミスが重なりとうとうリストラされることに。ますます家族のバラバラさに拍車がかかる中、お父さんは子どもたちとの繋がりを取り戻すためにキャンピングカーを突然買ってくる…
作者もキャンピングカーで旅をしており、そのキャンピングカー旅の醍醐味を上手く家族の絆を取り戻す物語に絡み合わせています。物語が進むにつれ、自分たち家族の何が問題だったのか、どこが変わっていかなければならないのか、が浮き彫りになっていきます。ただ、そこのところを実際に読み手の子どもたちがどう感じるのか…説教臭いと感じるのか、自分に照らしあわせて読めるのか。 -
お人好しで頼りない父親が、リストラされた。
中二の姉の千草は、情けない父親にイライラして、いつもおこっている。
母親はそんな父親なのに、文句も言わずに対応している。
久斗はただ、傍観していることしかできない。
ある日父親が突然キャンピングカーを買ってきた。
家族の誰にも相談もなしのサプライズだ。
退職金で買った中古車とは言え、これにはさすがの母親もあきれた。
父親が言うには、キャンピングカーで旅行をして、家族の絆を深めようということらしい。
千草は部活があるから行かないと言うけど、久斗はキャンピングカーに興味津々で、行ってもいいなと思った。
母親は仕事が休めなくて不参加だったが、千草が行けることになり、ペットの犬と猫を連れて3人での旅行が始まった。
一行は数々のアクシデントにあいますが・・・。