ココロ屋 つむぎのなやみ (文研ブックランド)

著者 :
  • 文研出版
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本棚登録 : 242
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580824447

作品紹介・あらすじ

クラスのちかこに意地悪された。負けたくない。ココロを入れかえたい! すると、ひろきくんが話していた「ココロ屋」がやってきた。わたしは、自分のココロを「意地悪なココロ」に入れかえてもらった。さっそく、ちかこに意地悪をした。とても気持ちいい。いくらでも意地悪できそうだ。クラスの子、お母さん、妹にまで意地悪してしまった。もういやだ。
ココロ屋で「ダメなココロ」に入れかえてもらった。何にもすることができないので、ダメな「ダメなココロ」みたいだ。何にも考えたくない。
つぎにココロ屋で「空っぽなココロ」に入れかえてもらった。何にも考えなくてもいい。
でも、ココロは空っぽではいられない。小さなタネが「空っぽなココロ」で育ってきた。ナヤミノタネという種類だった。
ココロ屋に元の自分のココロと入れかえてもらい、考えた。ちかこから意地悪されたように感じただけかもしれない。人によって感じ方は違うんだ。でも、意地悪されるのはいやだ。なやみは解決できない。しかし、そうやってココロは成長していくのかもしれない。
2012年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書「ココロ屋」の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • ココロ屋の2冊目

    面白かったです。
    ふわふわしたココロはどんな感じになるんだろう。
    やっぱりふわふわするのかな(笑?)
    でもどんな感じなんだろう。ココロ入れかえる時。
    なんとも言えない感じなのかな。どうなんだろう。
    ココロ屋ほんとにあったらすごいよね。
    でも世界中を旅してるっていいな〜。
    そういえば顔がどんどん変わるって怖いね。

  • ココロ屋には、いろいろなココロがあって、つむぎは最初、「意地悪なココロ」と入れかえた。
    でも、意地悪ばかりするから、自分自身がいやになって、次に「ダメなココロ」と入れかえた。
    そうしたら、みんなに心配をかけてしまうから、最後に「空っぽなココロ」と入れかえた。
    でも、自分のココロがいいと思って、最後には自分のココロを大切にする様になった。

    私もココロ屋に行ってみたいと思った。

  •  意地悪なちかこちゃんに対抗したくて、ひろきくんから聞いた「ココロ屋」に興味を持ったつむぎ。ココロ屋にお願いして、「意地悪なココロ」に交換してもらった。
     意地悪になったつむぎは、こんなはずでは…という事態になってしまう。そしてもう一度ココロ屋にお願いして違うココロにしてもらうことに。

  • いろんな心があること、苦手な人も好きな人もいることを教えてくれる物語だった。子どもたちに読ませたい。

  • こどもが、ダイバーシティを考えることが出来るようになるのでは。

  • 感想文が書き易すそうな話だった。
    意地悪なこころ、空っぽの心、ダメな心、色んな心と入れ替えてみる、きっと子どもだったら魅力的な現象だよね。
    入れ替えてみた心になっての周りの反応など、きっと感情移入できそうだ。
    そして、友達との関係を考えるきっかけにもいいかもしれない。
    3、4年生あたりに読んでほしい。

  • ココロ屋でココロを入れ替えたことで、自分やクラスメイトの気持ちに気づくことが出来た主人公のりんちゃん

    だれもが安心して教室にいられて、それぞれにその人のままでいられるのがいい。
    そのとおりだと思う。

  • 子どもの塾の課題図書で、子ども達の感想文を読み、興味を持って読んだ。
    私の中にもあるイジワルな心。読むうちにイジワルな心を思い出し、そして鎮まるのを感じた。
    とても良い本。低学年向けの本だが、イジワルな心になった時に心を鎮めるために手元に置いておきたい本だと思う。

  • 学校購入本。ココロヤ第2弾。
    中学年〜 テンポよく読める。

  • 前作に比べて心情が複雑で理解しにくかった気がします。女子の人間関係や心情は男子より複雑だからかな。

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著者プロフィール

栃木県小山市生まれ。児童文学作家、YA作家。
法政大学兼任講師。
1998年、『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞受賞し、翌年、単行本デビュー。
2004年、『ピアニッシシモ』で第33回児童文芸新人賞受賞。『ココロ屋』が2012年全国読書感想文コンクール課題図書に選ばれる。その他、『プラネタリウム』『わらうきいろオニ』(講談社)『スノウ・ティアーズ』、『きみの存在を意識する』(ポプラ社)など著書多数。

「2020年 『エリーゼさんをさがして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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