杉本博司 瑠璃の浄土

制作 : 京都市京セラ美術館 
  • 平凡社
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本棚登録 : 41
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582207194

作品紹介・あらすじ

代表作《海景》や三十三間堂の《仏の海》、カラープリント《OPTICKS》など、写真、建築、舞台演出と幅広い活動を続ける作家の世界。京都市京セラ美術館の展覧会公式図録。

感想・レビュー・書評

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  • 杉本博司さんの東山キューブでの作品展。
    OPTICKSが美しく、そして禅や浄土と行った仏教と、アートが一つになっていく。直島で見た水平線の衝撃。それをまたきっと良い意味で裏切ってくれる作品だ。カラーのこの作品は、本当に実際に行って見てみたいなと思う。
    きっとNYでもやってくれるはずと思いつつ。
    と思ったら、護王神社、クリスタルの階段、そして地下から地上へ続く美しい光の道筋。これは、杉本さんの作品だったか。この作品を通じて、記憶がどっと押し寄せてきた。
    吸い込まれるような色と無で空間を表現するOPTICKSは、ロスコの抽象画とも比較できるかもしれないが、世界をこちらと向こう側と捉えることによる立体構造は、上下のロスコとも違って奥行きを感じさせてくれる。しばらくの間、静かに、この作品と向き合いたいものだ。

  • p.2020/5/30

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著者プロフィール

1933年開館。2020年春、リニューアルオープン。

「2021年 『平成美術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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