- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582531572
感想・レビュー・書評
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すっきりとした文章ながら、天体や飛行機の記述はとても美しく、夜空を見上げたくなりました。
ただ人名や専門用語もあり、解説を見ながらなのでなかなか時間がかかりました。もう少し知識があるともっと楽しめるのかなと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
独特の文体、難しいことは書いていないのに、なかなか頭に入ってこない…。でもモダンでお洒落な雰囲気は伝わってくる。また読み直したい。
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月や星、飛行機への思いを馳せた随筆集。
小説家らしい柔らかさがあって、だからか、随筆として読めない部分もあり、難しかった。
月は女性か、男性か。
女神の名を冠しながら、イラストで描かれる際は男性のようである。
そこで、左向きと右向きの両生具有者なんだという話は面白かった。
一番、印象に残ったのは「黒」の哲学。
光を吸い込んでしまう黒の存在。
でも、私たちにとっては生きられる黒の世界。
美しい音楽を味わうためには目を閉じればよい。
美しい絵を味わうためには目を閉じてはいけない。
至極当然の指摘なのだけど、闇の持つ魅力がすごく伝わってきて、なるほど、と思えた。
芸術を愛する者は空に憧れるのか。
そうして、空に達することを叶えた芸術は、ある日、武器となって地に堕ちてくるのだった。
ジブリの「風立ちぬ」を思う。
憧れって、素敵だ。 -
星空を、こんなに雄弁に、科学的だけど華麗に書いた文章は初めてだ。博識で素敵だなぁ。化学的だけじゃなくて優雅でロマンチックだった。たくさんの夢を短い時間にたくさん見たような、不思議な心持ち。ただ読みながらイライラすることがあったので素敵な読後感が台無し!また読む。
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ついにSTANDARD BOOKS読破!
しかし、最後はなかなかの難関でした。独特の文章というか思考世界というかに慣れるまでがしんどい。
途切れることなく続く文章。そして、どこからが描写で、どこからが空想で、どこからが思考なのか。
でも、最後の方はこの訳のわからない感じが、ちょっと癖になってきてた。しかし、好みではなかったかなあ・・・。
星に関しては野尻抱影が引用されていて、ここにも知の系譜が。これがこのシリーズのミソなのよね。
第3期は2月からに刊行とか。楽しみだ! -
稲垣足穂作品は未読。なので独特の世界観とか雰囲気とかが分からず…。
何作か作品を読んでから手にした方がいいのかも。 -
稲垣足穂という世界を知るのにはいい本だと思います。これ、編集作業楽しかっただろうなぁ、と想像。
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お天道さんもダンディに。得心せり。