- Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582634426
作品紹介・あらすじ
三島由紀夫から森茉莉まで、美味しい、おやつのアルバム。
感想・レビュー・書評
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ここで紹介されているのはかの名作を生み出した作家たちが、執筆の合間合間に口にしたであろう「おやつ」を紹介し、彼ら彼女らの「人となり」に迫るものです。手塚治虫が愛したチョコレートを始め様々な物が出ます。
タイトルが気になったので手にとって読んでおりました。「コロナブックスの作家シリーズ」の一冊で、作家がメインですが、「食」を通して、その中でも「おやつ」を通じて作家の人柄を紹介しているのでございます。
作家という職業は精神的なものが大きなウェートを占めるということはいうまでもなく、その中でも「食」というものは重大な影響を与えるということを以前ここでも紹介させていただいた嵐山光三郎氏の書籍からも明らかでしたが、あくまでも主食ではない執筆の合間合間に口にする「間食」の中にもその人その人の「個性」が出ていて、読みながら面白いもんだなぁと、思ったしだいでございました。
三島由紀夫が食べたといわれるウイスキーボンボンやかぼちゃの種。川端康成が食したといわれるカドの洋菓子。開高健が「オーパ!」シリーズでも旅先に持っていったといわれる榮太樓のみつ豆…。そのどれもが本当においしそうに撮られていて、それを口に入れながら執筆の疲れを癒していたんだなぁと、そんなことを考えておりました。
ファンにとってはたまらない一冊であり、巻末にお店の住所も収録されておりますので、ここに掲載されているおやつを食べて好きな作家の「思い」に触れてみる、なんていうのもよろしいのではないのでしょうか? -
「三島由紀夫から森茉莉まで」と本の帯にあるように、多くの著名人が愛したおやつを紹介した1冊。
■銀座「空也」のもなか
■「両口屋是清」の「二人静」
■富山「月世界本舗」の「月世界」
■京都の「村上開新堂」の各種洋菓子
以上のお菓子は複数の方々の愛するものだったようなので、我が家もじっくり賞味してみたいと思いました。 -
コロナ・ブックスの一冊。三島由紀夫から森茉莉まで。昭和の作家のおいしいおやつのアルバム。レトロで上等で品のいいおやつ。おやつはその人を語るね。甘いものは人をまろやかにみせてくれるね。
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滝口修三が和菓子好きなど、作家たちの意外な好み。
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2009年の本。この段階では、登場するお店は多くが営業していたようだが、あれから14年。いくつ残っているのだろうか?
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名だたる作家たちが好んで食べたおやつを写真付きで紹介している目にもたのしい本。時代なのか上等な甘い菓子を探すと行き着く先が似通るのか、月世界本舗の月世界や榮太郎のみつ豆缶、空也のもなかなどを好んで食べている作家が多い印象。今も変わらず愛され続けているおやつが多く食べてみたいと思う。あの作家が…!と想像して食べたらおやつの時間が一味違ったものになりそう。
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だいたい同じようなおやつになるのだなぁー。
東京に住む方が多いからか… -
<閲覧スタッフより>
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所在記号:910.26||KOB
資料番号:20093525