川釣り礼賛 (平凡社ライブラリー し 6-1)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582761252

作品紹介・あらすじ

春が近づくと、私は二間半の渓流竿を取り出し、仕掛けをつくる。春を待つ私の心には、一尾の「天の魚」が泳いでいる-。谿の孤独を、青い淵に渦巻く流れを謳う川釣り賛歌。

感想・レビュー・書評

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  • 2011/4/18購入

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著者プロフィール

1912年、静岡県掛川町生まれ。1936年、早稲田大学文学部英文科を卒業、旧満州(現中国東北部)に渡り、1937年、関東軍の大連憲兵隊に英語通訳として勤務。1939年、満州国外交部に職を得る。1945年召集され、満州で終戦を迎える。1946年、日本に引揚げ。帰国後、「渦」(『文芸』1948年12月)や「蔵王」(同、1949年3月)の作で注目される。1958年、『赤い雪』(和同出版社)で第39回直木賞を受賞。同年刊行の『乾いた湖』は映画化(篠田正浩監督、松竹、1960年)されている。自身の引揚げ、抑留体験をもとにした『極限からの脱出』(読売新聞社、1971年)、『満州国崩壊の日』(上、下、評伝社、1982年)や、『大いなる落日』(時事通信社、1974年)にはじまる歴史物の他、純文学から大衆向けの小説、エッセイまで幅広く執筆。釣りについてのエッセイやルポルタージュの草分けでもあり、『釣魚礼賛』(東京書房、1971年)は版をかえて長く読みつがれた。1993年、自伝『八十年現身の記』(新潮社)を刊行。1999年、死去、86歳。

「2020年 『城壁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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