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- Amazon.co.jp ・本 (503ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582761696
作品紹介・あらすじ
中国人のこころの諸相を捉えた「狂字論」「真字論」、古代人の生活誌ともいうべき「火と水の民俗学」など、広大にして豊饒な漢字の世界に遊びつつ中国の歴史の深処にせまる、白川文字学の精華。
感想・レビュー・書評
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大学の先生方に日本人なら白川静の「字統」「字訓」「字通」を読んどきな、という事を言われたなと思い出し、大学の図書館で検索。読みやすそうなものからという事で、手に取る。
おー目から鱗がぼろぼろと。普段何気なく使っている、漢字。漢字一つが、遥か昔の文化をそこにおさめ、今も連綿とその形を崩す事なく保っているのはすごい事なのだな。また、それだけ膨大な研究を丹念に一人で行って来たと言う、この人本人にも驚く。
しかしこの時代の人は本当にすごい人が多い。他の本もぜひ読みたいものです。 -
現在の〔万葉〕学がなおこのような理解の段階にあるとするならば、それはかなり重大なことのように思われる。そこには古代文学への理解の方法が、全く欠如しているからである。古代においては、草摘みは、魂振りのためにするものであった。
p120
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