不協和音 (平凡社ライブラリー)

  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582762327

作品紹介・あらすじ

20世紀の芸術が被らざるをえなかった大衆化・商品化・政治化の危機に対して、先鋭なポレミカルな文体で、管理社会における音楽芸術の可能性を追究する現代音楽論の古典的名著。

感想・レビュー・書評

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  • 原書名:Dissonanzen:Musik in der verwalteten Welt

    1 音楽における物神的性格と聴取の退化
    2 操られた音楽
    3 楽師音楽を批判する
    4 音楽教育によせて
    5 伝統
    6 新音楽の老化

    著者:テオドール・アドルノ(Adorno, Theodor W., 1903-1969、ドイツ・フランクフルト、哲学)
    訳者:三光長治(1928-、広島県、音楽学)、高辻知義(1937-、東京、ドイツ文学)
    解説:渡辺裕(1953-、千葉県、音楽学)



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    【要約】


    【ノート】

  • マルクスの物象化論とフロイトの精神分析学による社会理論。このあたりが学生時代に習った社会心理学。

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著者プロフィール

(Theodor W. Adorno)
1903年生まれ。フランクフルトでワイン商を営むユダヤ系の父オスカー・ヴィーゼングルント、歌手でイタリア系の母マリア・アドルノ、その妹で同じく歌手のアガーテのもとで経済的、音楽的に恵まれた幼年期を過ごす。1923年頃からヴァルター・ベンヤミンと親交を結ぶ。1924年フランクフルト大学で哲学博士号を取得。翌年からウィーンでアルバン・ベルクに師事。戦後を知ることなく世を去ったこの二人が哲学と音楽において終生アドルノの導きの糸となる。ナチスに追われ、主としてアメリカで過ごした亡命生活を経て戦後に帰国してからは、フランクフルト大学教授。またそれと並行して本書でも話題に上るクラニヒシュタインの音楽祭に参加し、ピエール・ブーレーズ、カールハインツ・シュトックハウゼン、ジョン・ケージらの作品に触発されつつアクチュアルな音楽批評を展開する。1969年没。主著に『新音楽の哲学』(1949年)、『否定弁証法』(1966年)などがある。

「2018年 『アドルノ音楽論集 幻想曲風に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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