日本中世の百姓と職能民 (平凡社ライブラリー)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582764680

作品紹介・あらすじ

「百姓は農民ではない」今までの常識をくつがえすこの提言は何を意味しているのだろうか。中世の民衆像、ひいては封建制度そのものを再検討した、著者入魂の力作。

感想・レビュー・書評

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  • なぜこの本を買ったのか思い出せないが、長らく積ん読だったもの。「百姓」と「職人」について、新たな解釈を提供してくれる。最近、地域の文化や歴史、民芸などに興味があって、それを支えていた人々の実態を理解するのにとても参考になった。今まで興味なかった「地域の文化」だが、わからないなりにも眺めていると面白い。楽しみが増えたのは嬉しい。

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著者プロフィール

1928年、山梨県生まれ。1950年、東京大学文学部史学科卒業。日本常民文化研究所研究員、東京都立北園高校教諭、名古屋大学助教授、神奈川大学短期大学部教授を経て、神奈川大学経済学部特任教授。専攻、日本中世史、日本海民史。2004年、死去。主な著書:『中世荘園の様相』(塙書房、1966)、『蒙古襲来』(小学館、1974)、『無縁・公界・楽』(平凡社、1978)、『中世東寺と東寺領荘園』(東京大学出版会、1978)、『日本中世の民衆像』(岩波新書、1980)、『東と西の語る日本の歴史』(そしえて、1982)、『日本中世の非農業民と天皇』(岩波書店、1984)、『中世再考』(日本エディタースクール出版部、1986)、『異形の王権』(平凡社、1986)、『日本論の視座』(小学館、1990)、『日本中世土地制度史の研究』(塙書房、1991)、『日本社会再考』(小学館、1994)、『中世の非人と遊女』(明石書店、1994)。

「2013年 『悪党と海賊 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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