精神について 新版 - ハイデッガーと問い (平凡社ライブラリー)

著者 : ジャック・デリダ 港道隆

• 平凡社 (2010年10月9日発売)

作品紹介・あらすじ

精神とは何か?一九三三年、ついに引用符を取り外し、精神について精神の名の下に語り始めるその日以来、ハイデッガーはGeistの存在を絶えず問い質してきたかのように、すべてが進行するように思われる。精神とは何か?一九五三年、最終的な答え-火、炎、炎上、燃焼である。したがって二十年の後、そして何たる年月。

著者プロフィール

ジャック・デリダ（Jacques Derrida）：1930-2004年。仏領アルジェリア生まれ。エコール・ノルマル・シュペリウール卒業。西洋形而上学のロゴス中心主義に対する脱構築を唱え、文学、芸術、言語学、政治哲学、歴史学など多くの分野に多大な影響を与えた。著書に『声と現象』『グラマトロジーについて』『エクリチュールと差異』『ヴェール』（シクスーとの共著）『獣と主権者Ⅰ・Ⅱ』ほか多数。

「2023年 『動物を追う、ゆえに私は（動物で）ある』 で使われていた紹介文から引用しています。」