虫を食べる人びと (平凡社ライブラリー)

著者 :
制作 : 三橋 淳 
  • 平凡社
3.63
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本棚登録 : 37
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582767629

作品紹介・あらすじ

ハチやイナゴやザザムシはもちろん、セミ、アリ、タガメ、カブトムシにカミキリムシ…幼虫や蛹や成虫を、そのまま、あるいは調理して、日本で、中国で、アジア各地で、オセアニア、アメリカ、アフリカのあちこちで。人間は虫を食べてきて、いまも食べて暮らしている。そのさまざまな、虫を食べるふつうの暮らしを知るとき、自然に対するこわばりがゆっくりとける。名著の再刊。

感想・レビュー・書評

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  • 自分じゃ一切食べる気なんてないんです、ですが、好奇心に負けて…
    作者の主張は「食糧危機はきっと来る!そんなときは蛋白源にお肉がなければ虫をたべればいいじゃない?」なんデス。うん・・・。
    古今東西様々な虫食の事例さらには実際に虫を食べた感想まで!写真つき!
    虫をたべてる人が「パクチーなんてカメムシの匂いがして臭いしあれがなきゃ物足りないって人いるけど・・・自分そこまでじゃないわ・・・」って書かれてたりしてつっこみどころも満載なんだけどまぁなんてゆうか、めちゃくちゃオモシロかった。パワー感じた。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      好き嫌い無く食べるコトの出来る人のみが生き残る!
      日本でも、ハチの子や蝗を食するところがある、危機の時には食べ方を伝授して貰えるかな?(分...
      好き嫌い無く食べるコトの出来る人のみが生き残る!
      日本でも、ハチの子や蝗を食するところがある、危機の時には食べ方を伝授して貰えるかな?(分けてあげない。と言われたりして)
      2014/03/25
  •  昆虫食についてまとめられた一冊。1990年代に書かれたものが文庫化。

     日本だけでなく世界中の昆虫食の状況が書かれている貴重な資料集。昆虫が世界中で食べられていることがよく分かる。
     できればカラーで見たかった。

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著者プロフィール

1932年 東京都生まれ。
1955年 東京大学農学部農学科卒業
同年 農林省農業技術研究所昆虫科入所。
1984年農林水産省林業試験場天敵微生物研究室長。
1988年東京農工大学農学部植物防疫学科教授(応用昆虫学担当)
1998年東京農業大学応用生物科学部教授(細胞生物学担当)

農学博士(東京大学)
第16・17期日本学術会議会員。
日本応用動物昆虫学会名誉会員。

受賞
日本応用動物昆虫学会賞(1968)
日本農学賞-読売農学賞(1980)
ファンダーズ・レクチヤー賞(国際無脊椎動物病理学会、1998)
ライフタイム・アッチーブメント賞(体外培養生物学会2000)
毎日出版文化賞「昆虫食文化事典」(2012)

主な著書
昆虫学大事典 (三橋淳総編集)  朝倉書店 2003年
世界の食用昆虫 古今書店 1984年
世界昆虫食大全 八坂書房 2008年
昆虫食文化事典 八坂書房 2012年 (毎日出版文化賞受賞)

「2021年 『昆虫飛形図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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