イザベラバードのハワイ紀行 (平凡社ライブラリー)

  • 平凡社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582768688

感想・レビュー・書評

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  • 2021年1月期の展示本です。
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  • 自然観察の比重が高く現地の風俗に関するものは以外に少なく感じる。イザベラをより驚かせたのは自然の方だったということなのだろう。

  • 2018年8月読了。
    現地の人や制度に向けては徹底した西欧的な価値観をべースにした見かたをしている。ゆえに時に差別的に感じられるし、現代的な視点から見れば古臭く感じられるところがある。
    他方で植物や火山など、自然に対してはとても観察的に記述していて冒険小説のような雰囲気がある。
    慣れ親しんだハワイに最後には別れを告げて決然と出航するあたり、「馴染みはするが決して一体にはならない」ところは著者が当時の英国的な教育や思考様式の下で育ってきたことを物語ると同時に、「観察者」としての能力を発揮したところだと思う。
    これでハワイに定着していたら、他の領域(日本、朝鮮、中国、アメリカ)の旅行記は読めなかったかもしれないのだから、後の世の読者としては著者の決断に感謝するしかない。
    ちなみに「ロッキー山脈踏破行」は未読。アメリカ旅行をする前には是非読んでおきたい。

  • 単行本をライブラリ化したものだが、部分的に改訳が行われたり、単行本で不明だった事柄が判明するなど、再読に値する。

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