新版 早わかり 世界の国ぐに

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 45
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835489

作品紹介・あらすじ

多彩なお国柄、緊迫する経済、錯綜する国際関係すべてこの1冊に。リビアや南スーダン、コソボなど最新の状況も詳しく解説。198の国家・地域の気候・風土や歴史、近年の政治・経済、国民性や文化を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • テロ組織による、恐ろしい人質事件のNEWSを見ていて、
    (一体アルジェリアって、どんな国なんだろう?!)

    …と、偶々図書館より借りてきていたこの本で調べてみた。

    まず、目に飛び込んできたショッキングな文字が

    >アルジェリア(アメリカ北西部に位置する。)

    90%以上が砂漠で覆われている砂漠の国。

    ノーベル文学賞を受賞したカミユの生まれた地で、「異邦人」の舞台ともなっている。

    そして…

    『巨大な迷路状の巨大空間カスパが数多く残るが、
    都市へ流れ込む職の無い人々が集まって、スラム化がいっそう進行、加えて不安定な政局から過激派やテロリスト達の温床となり、
    いまやカスパは荒廃の危機にさらされている。』

    ・・・らしい。

    遠く離れた国のことなんて、全く知らなかった。

    しかし、資源豊富なこの国にすりよらなければならない事情云々で、
    駐在せざるを得なかった人々はさぞかし怖い思いをしていた事だろう。

    私の全く知らない国で、こんな事が…

    ぼ~っとした頭で、パラリパラリ、ページを捲ると、地理の苦手な私には
    まだまだ見知らぬ土地の名が、どんどん出てくる。

    どんな生活を営んで、どんな言葉でコミュケーションをとって、どんなものを食べているのか・
    どのような経済力にて、その国は支えられているのか?

    いわゆる百科事典の類に分類されるのであろうが、
    調べる、と言う意識で開くよりは、知ろう、とする意欲の下で読みたいものだ。

  • 類書にデータブックオブザワールド(二宮書店、毎年)、エピソードで読む世界の国243(山川、数年おき)、ニュースがわかる世界各国ハンドブック(山川、2013年)、世界の国情報(リブロ、毎年、データブックオブザワールドの簡易版のような感じで全70ページと少なめ。1ページに4カ国分の表が載っている)がある。

    新版早わかり 世界の国ぐにが類書より優れている点は、読んでいておもしろいところ。データブックオブザワールドは良い本で毎年刊行されて情報が更新される強みがあるが、淡々とした記述で読んでいておもしろいたぐいの本ではない。「ふーん」という感じで読む。本書は、印象にのこるエピソードが多く記述され、その国の特徴が浮かび上がる。「へー」という感じで興味をもって読み進められる。国旗や世界史の書籍を多数出している著者の力量だろう。2004年発売され、新版の本書が2011年に発売された。替えがきかない本なのでぜひ最新版も発売してほしい。

  • 2011年の本なので若干情報は古いですが、大きな国から小さな国まで、どんな歴史を持っていて、どんなふうに発展してきたのかがよくわかり、楽しかったです。トリビア知識もいっぱい頂きました。
    ところで著者はひょっとして、けっこうなスポーツ好き?スポーツネタがけっこう細かい。特にサッカー。

    世界史を学ぶのに副読本にしたいです。

  • 一家に一冊!あるべきでしょう。大変役立ってます。勉強になります。

  •  柔道の競技人口が日本の3倍以上の国、フランス。ヨーロッパで最も離婚件数の少ない国、イタリア。一世帯あたりの家族数が世界一の国、セネガル。世界一アイスクリームを食べる国、ニュージーランド。そして1秒に72万7000円借金が増えている国、日本。
     世界がわかり、日本がわかる一冊です。
    (教育学部・国語専修/匿名希望)

     198の国をそれぞれ詳しく説明している本。
     地図・地理・気候はもちろんのこと、その国の近年の政治・経済・文化や産業についてもわかりやすく説明されています。
     どこか気になった国がある時には、この本をまずご覧ください。
    (教育学部・国語専修/匿名希望)

  • 購入候補。

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著者プロフィール

辻原康夫
地誌研究家、元・流通経済大学社会学部教授。著、監修に、『人名の世界史』(平凡社)、『国旗と国名由来図典』(出窓社)、『世界の国旗全図鑑』『日本と世界の祭り』(小学館)、『世界地名情報事典』(東京書籍)『世界の国旗大百科』(人文社)など多数。

「2022年 『そうだったのか!国の名前由来ずかん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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