自分を探さない旅

著者 :
  • 平凡社
3.12
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本棚登録 : 116
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582835786

感想・レビュー・書評

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  • 香港への一人旅の途上で読んだ。
    自分探しの旅 がはやる昨今 自分を探さない旅ってどんなだろう と言う思いで期待していた。   

    が、本当に自分探しの旅 とは正反対のストレートな内容だった。  やりたいことはやる、食べたいものは食べる、 ストイックなテーマに自分を追い込まない、やっぱり豪華なほうがいい、弱い臆病な自分を認めて、危ないことは避けてとおる。  

    自分を探さないとは、 自分をリセットなどしないで楽しく旅をすることなんだな という ちょっと表紙抜け するくらい気楽な旅を描いていた。  言ってみればフツーの旅行記になかり近い感じ。 正直、軽く楽しく読めた。  でもあまり考えさせられる内容は無かったかな。 

    筆者の狙いも「 自分に素直に」 そんなところにところにあったように思う。

  • 面白かった!

  • サンデートラベラーとして有名な吉田さんの長編旅行記。
    仕事をやめたいきさつ、その卒業旅行、その間に起こった3.11…
    彼曰く、「自分探し」は旅の「名目」であり、「目的」ではない。
    ではなぜ旅をするのか?それはシンプル。「体験したいから」。
    たしかにそうなんだけど・・・う~ん。
    自分の場合はどうだろう?なぜ旅に出たい!って思うのかな~

  • 著者1976年千葉生まれ。毎月海外に行っている。70カ国以上。「仕事が忙しいあなたのための週末海外」も読んでみたい。

  • よく旅行記を読む人にとっては、
    もしくはインドあたりをよく旅する人にとっては、
    それほど面白くないかも。
    それらを超える「何か」はない。

    このタイトルに引っかかるということは、
    「旅に自分探しを求めている、幻想を持っている」人が
    世の中に多いんだなと、逆に痛感する。

  • 世界一周や週末○○シリーズの著者が描く紀行。
    サラリーマントラベラーからフリーの旅行ライターへと転身し、卒業旅行と称してインドへ向かう。これまでのガイド的なものでなく旅行記として面白く読み進める事が出来た。
    人との交流や風景の描き方は、感情の繋がりや空気感が感じられ、さすが編集者と思わせられる。旅の終わりは「ある出来事」をきっかけに唐突であったが、様々な事を深く考えさせられながら読了した。文中で「ヘタレ」と称する著者であるが、その「ヘタレ」具合は、私を始め多くの日本人が共感出来るのではないだろうか。わかるわかると頷きながら面白く読めた。

  • 一風変わった旅行本です。

  • 2012年55冊目。

  • 朝日の書評に出ていたが、それ以前から読みたかった本。
    いつもとは、ちょっと趣が違い、ノウハウより本人の気持ちが書かれていてそれはそれで面白い。
    人はなぜ旅にでるのか。
    70年代までは「何でもみてやろう」に代表される見聞の旅であったが、
    80年代の「深夜特急」などになると自分を見つめる旅が多くなる。
    90年代は、猿岩石に代表される、経験(アクシデント)を楽しむという傾向にあったが、
    この本を読むと、人との交流(リアルソーシャル)と自分との距離感がテーマかなと思う。

  • 旅本としては特段変わった内容はないと思いますが、こういう生き方をする人もいるんだなぁというのがわかっただけでも良かった。自分もただ単純に、色んなものを見たい、知りたい、体験したいという思いで旅をしてるけど、それをそのまま臆することなく人に伝えられるようになりたいな、と思う。

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著者プロフィール

1976年千葉県生まれ。2005年、初の海外旅行であり新婚旅行も兼ねた世界一周旅行を描いた『世界一周デート』(幻冬舎)でデビュー。その後、超短期旅行の魅了をつづった「週末海外!」シリーズ(情報センター出版局)や「半日旅」シリーズ(ワニブックス)が大きな反響を呼ぶ。2020年には「わたしの旅ブックス」シリーズで『しりとりっぷ!』を刊行、さらに同年、初の小説『修学旅行は世界一周!』(ハルキ文庫)を上梓した。近著に『大人の東京自然探検』(MdN)『ご近所半日旅』(ワニブックス)などがある。

「2021年 『いちばん探しの世界旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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