dress after dress(ドレス・アフター・ドレス) クローゼットから始まる冒険

著者 :
  • 平凡社
3.12
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本棚登録 : 124
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582836523

感想・レビュー・書評

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  • 偶然本屋で見つけたこの本は、着こなしなど、表面的なファッションの本ではありません。
    マイノリティを大切にされている筆者が、「常識」のように幅を利かせている意見を、疑いもなく受け入れるのではなく、歴史や背景などを調べながら、ご自分の意見を述べられているような本です。

    お話は、とてもおもしろいと思う。しかし、独特の文体にやや慣れが必要。また、ファッションと美術作品について、少しでも本を読んでいた方が、理解の助けになるでしょう。
    私は、理解しきれていないと思う。でも、この本はおもしろい。

  • 服にまつわる様々なお話。
    時代時代の小説から見る衣服の意味や、著者の考え方はなるほどと思えることが多かったです。
    ヴィトンの「バッタもん」問題、知らなかったのですがおもしろいですね。岡本氏がまた企画展をするのであれば見に行きたいです。

  • 面白かった。
    アイヌの話。
    あざらしの腸の服。
    確かに熱帯地方になった日本で
    スーツは過酷だよね。

  • アイヌの織物ってステキですよね「編んだもの織ったもの」寒い地域の服好きなので「魚衣獣衣」昔、大学の授業で聞きかじった作家の名前が懐かしい。階級とファッションの関係「白手袋の民主主義」あたりが特に印象に残る。あちこちに出てくる英国系女流作家たちの名前が、昔の大学での授業をつい思い出し、懐かしい気持ちに。

  • 服に関する話からダイエット、ブランド、人種差別の話まで。
    読む前の想像より幅広い展開だった。

    最近服に興味をなくしてるのは、主張したいことがないからなのかな…

  • 中央にあり

  • ふくふくと立ち上る飯の話には届かなかったけど、興味深い話が数々。
    引用なんかもあり、次に読みたくなる本もサクサクと。

    鮭の皮の長靴ほしいです。

  • 黒真珠の旅とターンに共感。アクセサリーに宿るマナはあると思う。日本のバレエクラスのあの独特の雰囲気、あるある。もちろん、そういうお教室ばかりではないけれど・・・。アトランタバレエのオープンクラスの質の高さとおおらかさが懐かしい。私的な読み方になってしまったので後日、再読したい。

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著者プロフィール

1966年生まれ、明治大学法学部・同大学院教養デザイン研究科教授。
著書に『日本語に生まれて』(岩波書店、2013年)ほか。共編著に『世界中のアフリカへ行こう』(岩波書店、2009年)ほか。訳書にアール・ラヴレイス『ドラゴンは踊れない』(みすず書房、2009 年)ほか。

「2023年 『蜘蛛の巣上の無明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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