dress after dress(ドレス・アフター・ドレス) クローゼットから始まる冒険
- 平凡社 (2014年3月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582836523
感想・レビュー・書評
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偶然本屋で見つけたこの本は、着こなしなど、表面的なファッションの本ではありません。
マイノリティを大切にされている筆者が、「常識」のように幅を利かせている意見を、疑いもなく受け入れるのではなく、歴史や背景などを調べながら、ご自分の意見を述べられているような本です。
お話は、とてもおもしろいと思う。しかし、独特の文体にやや慣れが必要。また、ファッションと美術作品について、少しでも本を読んでいた方が、理解の助けになるでしょう。
私は、理解しきれていないと思う。でも、この本はおもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
服にまつわる様々なお話。
時代時代の小説から見る衣服の意味や、著者の考え方はなるほどと思えることが多かったです。
ヴィトンの「バッタもん」問題、知らなかったのですがおもしろいですね。岡本氏がまた企画展をするのであれば見に行きたいです。 -
面白かった。
アイヌの話。
あざらしの腸の服。
確かに熱帯地方になった日本で
スーツは過酷だよね。 -
アイヌの織物ってステキですよね「編んだもの織ったもの」寒い地域の服好きなので「魚衣獣衣」昔、大学の授業で聞きかじった作家の名前が懐かしい。階級とファッションの関係「白手袋の民主主義」あたりが特に印象に残る。あちこちに出てくる英国系女流作家たちの名前が、昔の大学での授業をつい思い出し、懐かしい気持ちに。
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服に関する話からダイエット、ブランド、人種差別の話まで。
読む前の想像より幅広い展開だった。
最近服に興味をなくしてるのは、主張したいことがないからなのかな… -
中央にあり
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ふくふくと立ち上る飯の話には届かなかったけど、興味深い話が数々。
引用なんかもあり、次に読みたくなる本もサクサクと。
鮭の皮の長靴ほしいです。 -
黒真珠の旅とターンに共感。アクセサリーに宿るマナはあると思う。日本のバレエクラスのあの独特の雰囲気、あるある。もちろん、そういうお教室ばかりではないけれど・・・。アトランタバレエのオープンクラスの質の高さとおおらかさが懐かしい。私的な読み方になってしまったので後日、再読したい。