男の子をダメな大人にしないために、親のぼくができること: 「男らしさ」から自由になる子育て
- 平凡社 (2024年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582839500
感想・レビュー・書評
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「男ならかくあるべし」という社会観念をToxic masculinity(有害な男らしさ)と呼ぶそうだ。著者もマッチョ思想に染まった三児の父だったが、マニキュアを塗った息子がからかわれて帰ってきたのをきっかけに自身が有害な男らしさに囚われていたことに気づく。
男性の自殺率の高さ、銃犯罪の大半は男性が犯人、#Me too運動…著者は単純な育児指南にとどまらず、アメリカに巣食う社会課題の背景に有害な男らしさがあると喝破する。男の子の育て方を見直すことは社会全体にメリットがあると訴えかける。
日本でも男性の育児休業の取得が増え、イクメンという言葉ももはや死語になりつつある。ただ、意識の何処かに有害な男らしさがこびりついてはいないか?自問自答しながら読了した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
へえ今時な本、と読んでみた。著者はバズッた育児ブロガーらしく、自分の体験ベースで話しててあまり目新しい感じも受けませんでしたが、著者自身が述べてる通り白人男性で過去に有害な男性だった人物が語ってることが大事なんでしょうね。
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わりとLGBTQにスポットを当てた育児本。
アメリカは育休がないそうですが、日本大企業の見掛け倒しの育休もいかがなものかと思います。 -
図書館の新刊コーナーで見つけた本。
タイトルに惹かれて借りてみた。
男性視点でここまでの粒度でかけることに驚いた