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- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582841091
作品紹介・あらすじ
東アジア三国のなかで、朝鮮社会には儒教的秩序がとりわけ深く浸透していたが、李朝後期には、その桎梏をのりこえて近代を志向する実学思想がめばえ、やがて開化思想へと架橋される。本書は、実学の系譜をたどりつつ、その成立背景を都市ソウルの発展と結びつけて解明し、また実学派の人々の生きざまをも浮き彫りにする。さらに高麗時代にさかのぼり、朝鮮史上かつてない武臣政権のもとで、文人知識層がいかに身を処したかを追求し、また中華主義的世界観のなかで、朝鮮文化の意識が成立するさまを描く。