戦争の世紀: 第一次世界大戦と精神の危機 (平凡社新書 23)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582850239

作品紹介・あらすじ

20世紀とは、戦争の世紀である。その出発点となった第一次世界大戦をこそ問わねばならない。バルビュス、ドリュ=ラ=ロシェル、ブルトンらが見た戦場とは?エリクソン、マンハイム、アーレントらを襲った「不安」とは?大量殺戮の戦争は人間の何を変えたのか?兵士、民間人の近年発掘された記録や研究をも踏まえて、第一次世界大戦がもたらした「精神の危機」を追究する待望の20世紀精神史の試み。

感想・レビュー・書評

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  • 第一次世界大戦の始まりから終結。
    かつての人対人の戦いは、大量殺戮の武器の登場で、大きく変化する。
    人は単なる駒に過ぎないのか。
    戦争に行かなかった高齢の世代、戦争に行った世代、
    戦争へ行く手前の若い世代・・・4年3カ月の戦争は、
    世代間の格差と軋轢を生み、混乱の戦間期を迎えることになる。
    む~、哲学史に疎かったから、読むのに苦労しました。
    知らない人物がいっぱい(^^;
    でも、著名人もまた、人。
    経験し、悩み、混乱する・・・それがいかに、
    第二次世界大戦に繋がっていくのか。
    その過程を知る本。

  • 二周目の途中さん

  • [ 内容 ]
    20世紀とは、戦争の世紀である。
    その出発点となった第一次世界大戦をこそ問わねばならない。
    バルビュス、ドリュ=ラ=ロシェル、ブルトンらが見た戦場とは?
    エリクソン、マンハイム、アーレントらを襲った「不安」とは?
    大量殺戮の戦争は人間の何を変えたのか?
    兵士、民間人の近年発掘された記録や研究をも踏まえて、第一次世界大戦がもたらした「精神の危機」を追究する待望の20世紀精神史の試み。

    [ 目次 ]
    第1章 1914年・夏
    第2章 未知の戦争
    第3章 戦時体制と知識人
    第4章 くたばれ、おやじたち―戦後精神の形成
    第5章 「不安の世代」の登場
    第6章 さらば、ヨーロッパ―モロッコ戦争

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著者プロフィール

本名・長峰利造。1924年7月10日青森県北津軽郡生まれ。尋常高等小学校高等科卒業。1936年発病。1941年10月8日栗生楽泉園入所。1953年失明。詩集に『津軽の子守唄』(1988年 編集工房ノア)、『ぎんよう』(1991年 青磁社)、『無窮花抄』(1994年 土曜美術社出版販売)、『タイの蝶々』(2000年 土曜美術社出版販売)、『鶴の家』(2002年 土曜美術社出版販売)がある。『盲目の王将物語』(1996年 土曜美術社出版販売)。

「2002年 『ハンセン病文学全集 2 小説二』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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