江戸のおしゃべり: 川柳にみる男と女 (平凡社新書 30)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582850307

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  • 渡辺信一郎 著「江戸のおしゃべり 川柳にみる男と女」、2000.1発行。家庭の中の話し言葉、遠くて近きは男女の接点、庶民から疎外された武家、庶民の生活点描の4つの章立てです。いくつか紹介しますと、①「ばからしい、いやよ」と暗い方に逃げ ②「気のきかぬ永い日だの」と新世帯(あらせたい)③「男のは邪魔にならう」と女の気 ④「減りはせまいけれども広くはなろう」⑤「二人とも、帯をしやれ」と大屋言い ⑥負け将棋逃げるたんびに「御手は何」 

  • 何が面白いのかさっぱりわからないものもいくつかあるものの、基本的には庶民の暮らしぶりがなんだか目に浮かんできて楽しい。
    しかしまあ、江戸時代というとなんだか牧歌的でいい社会のイメージがあるんだけど、女中さんを手籠めにしてどうこうなどの川柳を読んでると、まあ現代はなんと生きやすいことか、と思ってしまう。

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著者プロフィール

京都府立大学名誉教授、中国古代史。京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。

「2023年 『さまざまな歴史世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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