情報デザイン入門: インタ-ネット時代の表現術 (平凡社新書 96)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582850963

作品紹介・あらすじ

形のない「情報」を「デザイン」するとはどういうことか?ウェブサイト構築のノウハウ?それだけではない。「情報デザイン」とは、ものと人、人と人との新しい関係を作ることだ。本棚の整理から手帳、地図、時計、そして地域社会の活性化、…あらゆるものが、「情報デザイン」の対象である。すべての人が表現者になるインターネット時代に求められている画期的デザイン論。

感想・レビュー・書評

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  • 情報デザインの古典.絶版になっているがAmzonで買えると思う.

  • 本当にこれは入門書
    簡単という意味ではなくて、みんなが読むべきという意味で入門書。前半三章が「情報」について、後半三章は「デザイン」について

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  • 平凡社新書創刊10周年でリニューアルしたカバーなので、写真のものとは、違うデザインの本を手にした。情報を編集するには、どんな視点があるのかを考える。さらにその編集した情報をどう見せるのか、までを考えたものが情報デザインだと理解した。とても楽しいし、わくわくしてくる世界。

  •  情報デザインとは
    情報デザインとは、
     「私たちの身の回りにある膨大なデータを、『価値のある(わかりやすい/使いやすい〈使いたくなってしまう>>アフォーダンス●〉)情報』へと改変していくための行為」
     「世の中に存在する複雑で多様なモノ・コトを整理(組織化)し、それを他人が理解しやすい『かたち』として、示していく営み」
     「情報をわかりやすい『かたち」でしめし、道具(データ)をより使いやすくすることが、情報デザインにとって目指すところ」

     データとインターフェイス
    データは、あるコンテクスト(文脈、状況)のなかにおかれることによって、理解できる「情報」になる。
    インターフェイス=「二つのものの間の接点、境界」→人間とそれらの道具とが接する部分→人と道具の仲立ちをする大事な部分。

     つくること、つかうこと
     「情報をつくる」活動と、「情報をつかう」活動を分離して考えてきた。それは、もうそろそろ限界を迎えてきている。人間の生きている営み(情報をつかうということ)を相手にしなくては、今後の情報提供の在り方を考えて日本をよくするためには、必要不可欠な視点である。
     「情報をつかう」という「もうひとつのデザイン」を加えることで、インタラクティブ・メディアという「かたち」をつくる。=情報をつかう側の「経験」をデザインする。
     使い手の視点に立ったデザイン(というかデザインは相手がいなければ、成立しない)
     人は潜在的にモノの使い方をデザインする力を身につけているのであり、その点からすれば誰もが「使い方のデザイナー」である。ヒトがおのずと思っている、使い方のデザイナーとしての側面を無視することはできない。>>>そのデザイナーとしての側面を抽出、そしてそれに合わせていくことにより、情報のデザインを完成させる

     人間を取り巻く道具や環境との「インタラクション」=かかわりあい、そのものをデザインする

     情報組織化の方法の5つ(究極の五個の帽子がけ)
    1. カテゴリー
    2. 時間
    3. 位置
    4. アルファベット順
    5. 連続量

     情報アーキテクチャの四要素
    1. 情報の組織化
    情報の組織体系
    究極の五個の帽子がけ
    情報の構造
    「かたまり」を結び付けていくこと=「関係性」をつくること
    2. ナビゲーションシステム
    3. ラベリング・システム
    4. 検索システム


     指摘されている問題点
     膨大な数にのぼるサイトの中から自分が本当に欲しいと思う情報にたどり着くことは至難の業
     日々のコミュニケーションや知識の獲得のために無駄な時間を費やすことは確実に少なくなる。


     問題意識
     栄養健康に関するオープンデータをただ消費するのではなく、使いこなす文化はまだ発展途上であると思う。
     データの構成を考えるという行為は、だれかの頭の中にあった。それをインタラクティブに補助する機能があれば、オープンデータの活用が進むのではないか。
     子どもからお年寄りまで、多くの人がいま以上にデジタルな情報と接しながら日々の生活を送るようになる時代が目前に迫っているのに、未熟な(=使いにくい)インターフェイスになれることだけを強制するのが「情報リテラシー教育」だととらえている風潮さえ、いまだある。
     ディスプレイのデジタル情報と、私たちの「からだ」があるフィジカルな(物理的な)世界との間にある大きな隔たりに橋をかけるようなやり方だといえる



     情報デザイナーの社会的位置づけ
     新しい時代のデザイナーは、人の経験を引き出す「触媒」のような存在になるのではないか。
     人々が漠然と抱いている欲求を、はっきりとした「かたち」にすることを手助けし、モノづくりのプロセスを的確に導いてくれる存在だ。そうした触媒的な役目を果たす存在は、メディエーター。メディエーターとしてのデザイナーは、人々が抱えている「こうしたい」「ああしたい」という漠然とした想いのなかから対処すべき問題を発見し、その解決のための最適な方法を探し出すために、異なる様々な職能や専門能力をもつ人々の力を借りながら共同で行っていく活動を組織化していくことになるだろう。

     情報デザイン=生きるチカラ
     メディアからタレ流しされる情報量がすさまじい医勢いで増え続けているものの、真に情報を自分たちの暮らしや仕事に役立てる「利用技術」「利用文化」の方はまだまだ十分に成熟しているとは思えない。
     道具のあつかいには慣れているけれど、本質的なところで物事の理解や表現の方法を知らないまま、いきなり社会に放り出される人たちが増えていくような感じがして、それはかなり由々しき状況なのではないか。
     情報を収集し、咀嚼して自分の栄養にしていったり、他人と知識を共有したり交換したりするための効果的な方法を学ぶこと、それは情報テクノロジーに「使われる」のではなく、「使いこなす」ために、必要な素養だと思うし、それを養うことが情報デザインを学ぶことになるのではないかと思う。

  • 10年以上も前の本とは思えない程、新鮮な内容でした。これを知らずに過ごしてきた自分が恐ろしい。

  • 残念ながら2001年と少し前の著書だが、考え方は今読んでも新鮮。情報という掴み所がないものだからこそ、デザインしてアクセスしやすいようにしないといけない。情報リテラシーやユニバーサル、ユーザーエクスペリエンスなど、様々な情報の切り口に興味がある人は読んでおいてほうがいいだろう。

    昨今はスマートフォンやビックデータ分析で、情報の吸い口や、情報の分析に盛んに注目が集まっているが、情報の見せ方やデザインの部分は必要性が十何年前から盛んに言われているにも関わらず変わっていないように思う。無論、スマートフォンやタブレットでタッチやペンタブレット、変化球ではARやKinectのモーションキャプチャに至るまで技術はより扱いやすく、一般的なところまでおりてきたと思う。でも、それを使うユーザビリティの部分がまだまだ。そこにはやはり分かりやすく、デザインするという分野が今も必要なのだ。

    本著では主にWeb上で行われた様々な情報デザインの取組みが紹介されている。特に地域に着目し、そこの情報を如何に使いやすく、アクセスしやすいモデルに仕上げるかというソフト面の考慮が多くなされている。そこで地域住民を巻き込むというソーシャル性にも着目しているので、著者がTwitterやSNS全盛の今の時代にどんな示唆をしたかと思うと、そこの部分が足りないのが残念でならない。

  • 著者は、フリーランスのジャーナリスト
    初版は、2001年。
    取材記事が中心で、著者の独自な見解は少なく、
    一般論に終わってしまっているのが少し残念。
    情報デザインの入門書として、必要な要点は
    概ね、押さえられているかと…。

  • 情報デザインという分野の概要を知るにはうってつけの本だと思いました。
    後輩たちに是非読んでもらいたいなぁ。

  • 情報デザインとは何かがわかる1冊。
    情報をいかに処理してわかりやすく表現するかということについて考える契機となった。
    インタフェイスに関する記述もあり、「ここ30年進化がない」とあるが、iPhoneをはじめとするタッチスクリーンのUIが出る前の本なので、今この本が執筆されたらどんな内容に変化しただろうかと想像すると面白い。
    また、ソニーの暦本氏のTMCのことも触れられていた。この分野は興味があるので少し調べてみたいと思った。

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