ぎりぎり合格への論文マニュアル (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 45
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582851038

作品紹介・あらすじ

論文に「独創的な考え」や「オリジナリティ」など必要ない。必要なのは、論文という「形式」にしたがって書くことだけ。本書は、卒論や小論文試験に最小限の努力で合格したいという、そんな「要領のいい人」のための実践指南である。

感想・レビュー・書評

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  • [初版第12刷]2009年2月20日

  • 2010/04/01

  • 別名『ブタでも書ける論文入門』。論文に「独創的な考え」や「オリジナリティ」など必要ない。必要なのは、論文という「形式」にしたがって書くことだけ。
    作者が軽快なタッチで書いているので、非常に読みやすい。軽快なので、内容まで適当かというとそうじゃない。とにかく形式に徹底的にこだわる。細かいところまで手の行き届く論文入門必読書。論文の形式を学ぶならコレ。

    ◼️その他オススメ論文の書き方本
    (かなり昔に読んだ本ばかりなので今はもっといい本が出てるかも…)

    勝つための論文の書き方 (文春新書)
    大学生のためのレポート・論文術 (講談社現代新書)
    大学生の論文執筆法 (ちくま新書)
    ぎりぎり合格への論文マニュアル (平凡社新書)
    卒業論文ハンドブック〈近現代文学編〉

  • 仕事で何かしら文書やメールを書く機会がある人は多いと思います。

    私は大学時代にこの本で論文の「型」を学んだおかげで、
    仕事で書くメールや文書も、コンスタントにそこそこのものが書けるようになったかなと思います。

    何よりも、語り口がちょっとおもしろいのがこの本の良いところ。

    「論文のタイトルは、中身が一目でわかる具体的なものがよい」ということを示す例の中で、

    「堕落について」という論文タイトルに対して、「こんなタイトルで論文書くこと自体が堕落だね」というツッコミが入るなど、おもしろくてよくわかる一冊です。

    ちなみに著者は私の大学時代の恩師です。

  • 著名な哲学者による論文の書き方マニュアル

    「ぎりぎり合格」とは言いながら、書く前の心構えを丁寧に説明し、論文を書くために必要な知識を網羅する充実した一冊。

    書く前・書いている際中・書き終わった後と、段階に分けて必要な手順が軽妙な語り口で説明され、面白く読めて、とてもわかりやすい。
    巻末の論文に使える「フレーズ集」も大変面白く便利。

    (サポートスタッフ 文学 D1 )

    ▼名古屋大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://nagoya-m-opac.nul.nagoya-u.ac.jp/webopac/WB01449164

  • 面白すぎる論文指南書。


    【目次】
    はじめに [007-008]

    第一章 論文は楽しい 
     論文を書かせる仕事 
     論文の落第生 

    第二章 論文の基礎知識 
     論文とは何か 
     問題意識について 
     論文の条件とは 
     論文基本心得 
     タイトルの良し悪し 
     ありがちな落とし穴 
     論文の評価とは 

    第三章 論文を書く段取り 
     筆記用具 
     辞典類は十分に用意せよ 
     テーマを決めろ 
     論文の主題の決め方 
     論文の構成と作業の手順 
     論文構想の実例集 

    第四章 論文を書いている間の作業 
     文章の基本作法 
     記号の使用法 
     略号の使用法 
     テキスト・資料との接し方 
     論文の書き出し 

    第五章 論文の仕上げ 
     論文の基本体裁 
     論文の文体 
     出典の明示 
     文献表の作り方 
     文献表の内容 
     欧文文献の表示法 
     註の作法と書式 

    第六章 論文執筆あれこれ 
     論文の実例 
     すぐ使えるフレーズ集 
     小論文について 
     論文執筆格言集 

    参考文献 [203-205]
    あとがき(二〇〇一年七月七日 山内志郎) [207-211]

  • 奥野宣之『「読ませる」ための文章センスが身につく本』で引用

  • 今一歩印象に残らない本であった。

    まあ、論文を書くのに困っている人は読む本の一つとするにはまあまあか?

    以上

  • 初めてだったらそれなりに思うところもあったのかもしれないけど多くは見聞きしたことのあることだった。
    強いていうなら言い回しリストだけ手元に残しておいて論文を書くときに利用したい。

  • ぎりぎり合格の最低レベルどころか、基本中の基本。必須の本。書名はちょっと軽いけど、論文の書き方についての基本書に揚げられるべき本でしょう。

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