人間交際術: コミュニティ・デザインのための情報学入門 (平凡社新書 120)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582851205

感想・レビュー・書評

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  • 第5章の仙台メディアテークの立ち上げや運営にまつわる話が興味深かった。

  • 久しぶりに読み返した桂先生の「人間交際術」
    2001年出版なのに全然色あせていないばかりか、今、情報化が進む中で足元も地平も覚束ない情報というものの意味を教えてもらえます。

    情報化とは、あるものをいながらにして手にすることではなく、「知ること」や「伝えること」ことのスタイルを身に付けることによって、僕たちの生活空間をつくりなおしていくこと。

    とてもシンプルで、だからこその本質を捉えた解題です。

  • 読書レポート:人間交際術―コミュニティ・デザインのための情報学入門 | デジたろうとピアノ http://digitaropiano.luna.ddns.vc/digitaropiano/?p=2896

  • 見開きで右ページに訓示、左ページに解説、というスタイルになっている。何回も読み直す事を前提にして書かれている。普遍的な事が主で目新しさがあまり無いのが残念だが、人間関係がうまく行かなくなった時読み返しするのに向いていると思った。

  • タイトルの人間交際とは、福沢諭吉がsocietyにあてた訳語。
    人付き合いの話かと思いきや、コミュニティのリソースである情報がどのように扱われてきたか、メディア、戦後政策、図書館などに触れながら説明して行く。特に図書館のコミュニティサイトとしての役割に注目している。
    そして、現在主流の「コミュニティのための図書館」という考え方から、図書館そのものがコミュニティのモデルとなるような「コミュニティとしての図書館」を提唱する。せんだいメディアテークはその実践例ということか。
    運営形態、人材、財源の問題にまで踏み込んで考察していて、公共図書館の閉塞した現状から一歩進むヒントを得られるかも。

  • (後で書きます)

  • 論理的なのですが最後がちょっと…
    コミュニティーデザインつーことでアート分類。

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著者プロフィール

1959年、長崎県生まれ。メディア論、芸術実践論、図書館情報学。東京藝術大学大学院映像研究科教授。「RAM Association」プロデューサー。図書館情報大学大学院修士課程修了。せんだいメディアテークや川口市メディアセブンなどの各種公共文化施設の立ち上げに携わる。著書に『表現のエチカ 芸術の社会的な実践を考えるために』(2020)、『インタラクティヴ・マインド 近代図書館からコンピュータ・ネットワークへ』(新版、2002)、『人間交際術 コミュニティ・デザインのための情報学入門』(2001)、『司馬遼太郎をなぜ読むか』(1999)、『東京ディズニーランドの神話学』(1999)、『メディア論的思考 端末市民の連帯意識とその深層』(1996)、『図書館建築の図像学』(1994)、監訳にJ・キャンベル『世界の図書館 美しい知の遺産』(2014)などがある。

「2023年 『メディアエコロジー 端末市民のゆくえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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