世界財閥マップ: グロ-バル経済を動かすパワ-総覧 (平凡社新書 166)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 107
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582851663

作品紹介・あらすじ

経済のグローバル化の進展によって大きく塗り替えられようとしている世界の経済地図。その中にあって、創業者一族を核にした「財閥」という企業集団が、二一世紀の今日もなお大きな力を発揮し、各国の経済を動かしている。アメリカやヨーロッパの伝統ある財閥から、ニューエイジのIT企業、さらにロシアや第三世界の財閥まで、世界経済にも大きな影響を与えるビッグファミリーたちのパワーの実態と経営者の素顔を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 2002年時点での世界の財閥の説明本。IT関連の企業に関しては、古かったけど(10年前に書かれてあるから致し方ない)それ以外に関しては勉強になった。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(立花隆選)142
    経済

  • お気に入りの喫茶店で読む。デパートの中にある喫茶店です。デパートには無縁なのです。その上の階に、お気に入り本屋があります。その本屋で購入した本をこの喫茶店でよく読みます。以前は、平日と祝日は別料金であり、平日はお得でした。しかし、経営主体が変わって、その手のサービスは無くなりました。残念です。それでも、お気に入りの喫茶店です。興味深い本でした。 手際よくまとめられているという印象を持ちました。と同時に、深みを感じさせない本です。この本のテーマは、世界の財閥です。ロックフェラーは、世界一の財閥だと思っていました。ロックフェラー財閥の資産総額と他の財閥の資産総額を比較すると、図抜けた額ではないことが分かりました。19世紀に始まる他の財閥と比較すると、ロックフェラー財閥は巨大な財閥です。しかし、マイクロソフト、ヤフー、ウオルマートの資産規模と比較すると、大したことはありません。財閥は、自らが切り開いた分野とともに成長する存在であることが分かります。また、欧米の財閥とアジアの財閥の性格は大きく異なります。欧米の財閥が専業であるのに対して、インドのタタ財閥、香港の長江財閥、韓国の現代、三星、LG等のアジアの財閥は多角化しています。この相違は、何に由来するのでしょう。個人的感想を述べると、アップデートが必要な本だと思います。例えば、ネット財閥の代表格として、ヤフーを取り上げています。今でも、ヤフーは、有力企業です。しかし、現在の視点で考えれば、グーグルを取り上げるべきです。また、マードックも取り上げていますが、書き直しが必要だと思います。さらに、ロスチャイルドを除いて、金融財閥は紹介されていません。事業系の財閥と比較して、金融財閥の規模が小さいのでしょうか。それとも、著者の関心の偏りでしょうか。どうもよくわかりません。

  • [ 内容 ]
    経済のグローバル化の進展によって大きく塗り替えられようとしている世界の経済地図。
    その中にあって、創業者一族を核にした「財閥」という企業集団が、二一世紀の今日もなお大きな力を発揮し、各国の経済を動かしている。
    アメリカやヨーロッパの伝統ある財閥から、ニューエイジのIT企業、さらにロシアや第三世界の財閥まで、世界経済にも大きな影響を与えるビッグファミリーたちのパワーの実態と経営者の素顔を明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1部 有力財閥の群像(ロックフェラー(アメリカ)―石油メジャーから世界でもっとも影響力のある財閥へ
    ジーメンス(ドイツ)―ドイツを代表する世界有数の多国籍企業
    マードック(オーストラリア)―世界を翔けるメディア王の野望と戦略
    デュポン(アメリカ)―世界最強の化学会社が描く二一世紀戦略
    LVMH(フランス)―世界の老舗を傘下に従え“高級ブランド帝国”を築く ほか)
    第2部 変動する社会と財閥(財力が、権力と名誉を引き寄せる―ベルルスコーニ、シナワット、ブルームバーグほか;タイの華僑財閥―政治・経済に影響力増す潮州系華僑;「寒い国」と「赤い国」の財閥グループ―旧社会主義国ロシアと開放経済中国の富める者たち;韓国の財閥 三星・現代・LG・SK―経済危機をバネに再編が進む;アラブの財閥ファミリー―日系企業と親密なアラブの民間有力ファミリー ほか)

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 今、世の中がグローバル化の中で大きく経済が動いていますが、その中で
    中心となっているような企業は創業者が起業して発展させてきたものがすくなくありません。そんな中創業以来ずっと第一線で経済を動かしている企業が多くあります。
    その中にはいわゆる財閥と呼ばれるものも少なくありません。
    僕たち一般人の生活には関係ないようにも見えますが、実際僕たちもその恩恵を受けていることが少なくありません。

    この本はそんな財閥をクローズアップして分析している。
    アメリカやヨーロッパの伝統的起業だけでなく現代のIT起業までフォーカスをあてています。

    様々な情報が掲載してあり非常に興味深いですが、多くの企業を掲載しているあまり章によって内容が重複したり、新興の小さなものまで載っていたり(そうはいっても大財閥ですが)して少し対象が広すぎる気がしました。

    もう少し大財閥ひとつずつに焦点をあて、紙面を割いてほしいと感じました。
    好きな起業、知ってる企業、気になる企業だけを読めばいいかなって思います。

  • これ素敵。
    まとめてくれてましたー。
    欲を言えばもちょっと辛口コメント欲しい。

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