- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582853902
作品紹介・あらすじ
二〇〇六年に施行された企業の基本法、会社法。この法律が、まさか!と思うような、さまざまな問題をはらんでいることがわかってきた。ニーズ無視の立法で徹底的に自由化を推進した一方、弱肉強食と格差を容認した会社法。私たちはこの法律と、どう付き合っていけばいいのか?企業法務の第一人者が本音でズバリ語る、すべてのビジネスマン、株主、必読の書。
感想・レビュー・書評
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会社法の問題点と前向きな活用法を解説しています。
序盤では、インターネット開示や連結配当規制などの省令での実質的立法、ゴマカシだらけの付帯決議、立法担当者の資質云々(よほど個人的に気に入らなかったのか・・・)をほぼ名指しで厳しく批判していますが、中盤では気持ちが落ち着いたのか、具体的な問題点を各論的に解説しており、そして終盤ではコンプライアンスやCSRなどに対する取り組みを通じた会社のあるべき姿を論じています。
専門用語を極力避けた平易な言葉で実務的な観点から説明しているので、法律書に慣れてない方でも気軽に読めると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
[ 内容 ]
企業社会を規律する基本的な法律、会社法。
資本充実の原則も株主平等の原則もすべて骨抜き、ゼロ円起業すら可能にしたこの法律が、社会に何をもたらそうとしているのか?
[ 目次 ]
第一章 会社法制定の背後にあったもの――深謀遠慮か拙速か
第二章 会社法のもたらすもの――誤解と混乱のはてに格差社会の歪みが
第三章 プラス思考で会社法を読む――積極的かつ合理的に活用する戦略的思考を
第四章 会社法の試金石――コンプライアンス思考なしでは生き残れない
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
…いいと思います。
「道具の善し悪しは使う人次第」ってことで。