巨人たちの俳句 源内から荷風まで (平凡社新書 517)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582855173

作品紹介・あらすじ

著名俳人が残した句だけが、俳句のすべてではない。俳句は、生活の中の間合いとして、その人の私的な想いを吐露する瞬間にこそ、本来的な意味を持つのである。異なる分野で活躍した6人の巨人たちの、人生の機微とはいかなるものだったのか。俳句から、まったく違う巨人の姿が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 荷風俳句をここまで執り上げているのは日夏耿之介と加藤郁乎のみ。価値あり。日乗によりすぎているのが残念か。

  • [ 内容 ]
    著名俳人が残した句だけが、俳句のすべてではない。
    俳句は、生活の中の間合いとして、その人の私的な想いを吐露する瞬間にこそ、本来的な意味を持つのである。
    異なる分野で活躍した6人の巨人たちの、人生の機微とはいかなるものだったのか。
    俳句から、まったく違う巨人の姿が見えてくる。

    [ 目次 ]
    永井荷風―薮垣の白き花
    堺利彦―叩きわる厚氷
    南方熊楠―妙句は語呂もじり
    物外和尚―げんこつ無用
    平賀源内―詩歌は屁のごとし
    二世市川団十郎―あらたのしの目黒

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著者プロフィール

1944年福島県生まれ。法政大学卒業。文学座、劇団雲に研究生として所属。その後、美術雑誌『求美』、読売新聞出版局などの編集者を経て、エッセイスト、俳人に。俳号・磯辺まさる。99年第4回藍生賞受賞。俳誌『ににん』創刊に参加する。著書に『描かれた食卓――名画を食べるように読む』(生活人新書)、『江戸俳画紀行――蕪村の花見、一茶の正月』(中公新書)、『巨人たちの俳句――源内から荷風まで』『昭和なつかし 食の人物誌』(ともに平凡社新書)がある。

「2019年 『文学に描かれた「橋」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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