- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582855807
作品紹介・あらすじ
二〇一一年四月、公文書管理法が施行される。国民の利害に関係する公文書を適切に管理し、利用者=国民の要求があれば閲覧を認めるという、民主主義の根幹に関わるきわめて重要な法律だ。日本はこれまで記録保存に関して「後れた国」だったが、この法律で何がどう変わるのか。公文書の世界で起きている地殻変動を伝え、知られざるアーカイブズの宇宙に誘う。
感想・レビュー・書評
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h10-図書館2018.3.22 期限4/5 読了3/31 返却4/1
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(後で書きます。2011年頃の状況が充実。参考文献リストはなし)
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018.09 / 文書館 / 公文書管理法 /
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公文書の保管、公開について日本が諸外国に比べて立ち遅れていることは予想されていたことであるが、中国、韓国をはじめアジア諸外国の中でも立ち遅れていることを知り、かなりショックである。
本書の書かれた2011年から比べ状況はだいぶ進んでいるとは思うものの、もともと文書で残すという素養がない、もしくはそのような余裕がないという国ということでありましょう。
個人的にはかなり記録魔のつもりではあるもののこれをストックしておく余裕がない。結局はほとんど残っていない。最近はPDF化という手段が出てきた来たのだが、こちらも時間のかかる作業でなんでもかんでもPDF、というわけには行かない。また、どのようにバックアップをとるか、どのようにインデックスをつけるかということが問題になる。
日本の国自体も同じでありましょう。やはり、アーカイブズ化に係る作業量、ストックの方法、整理にかかる人手。言うは安く実行は難しである。
それにしても、昨今種々のデータが電子化され、ウェブで公開されていくのは有難いものである。 -
記録がなければ歴史は語れない。2011.4公文書管理法が施行。公文書を含めた多種多様な分野の記録資料の保管や閲覧、適切に行われず世界的にも遅れていた日本の状況。
歴史のある国を標榜するくらいだから、記録は残されていると思っていたのですが、全くそうではなかったことを、改めて知りました。 -
資料ID:92113329
請求記号:
配置場所:新書コーナー -
アーカイブ事業の意義と日本の記録に対する意識の低さを指摘する内容。
ライトに読める。
個人的には公文書管理法の施工で何が変わるのかについてもう少し詳細に書いて欲しかったところ。