英国王室御用達-知られざるロイヤルワラントの世界 (平凡社新書)

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 73
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582855937

作品紹介・あらすじ

英国王室御用達の認定証「ロイヤルワラント」は、十二世紀ヘンリー2世の時代から今日に至るまで、八百年を超えて受け継がれてきた堂々たる歴史を持つ。独自の技法を伝え、豊かな伝統を誇る老舗の数々。これまで語られることのなかったその魅力を、現地取材とインタヴューをもとに紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • ロイヤルワラントについて、さわりを知るだけなら楽しめるかもしれません。
    しかし、例えば写真にあるパートリッジについての記述はなく、またその会社について詳しく知っている人からすれば明確な誤りも散見され、これを信じて薀蓄を語るのはお勧めできません。

  • 先日、BSテレビを見ていたら、たまたまブランドの紹介番組で、英国王室御用達の香水ブランドを取り上げていた。
    その店員の接客方法が面白くて、つい見入ってしまうほどだった。それでそのブランドのことを知りたくて本書を開いた。

    前に似たような本を読んだことがあったが、新書として出たばかりの本書の内容が特に新しいわけではなかった。
    もっとたくさんの写真を期待していたのだが、この点も満足できなかった。

    英国王室御用達品においては、私たちが日常の暮らしでお目にかかるものから、ハイエンドの超高級ブランド品までが選ばれている。だから、面白く、興味を引かれるところでもある。

    でも、頭をよぎったのは、御用達品そのもののことより、選ばれし理由の方だった。
    ところが、表向きの理由はわかったものの、基準はいまひとつ。結局は王家の方々好みということか。

    ちょうど今読んでいる、『暮らしの手帳』編集長のエッセイに、日本の皇室ファッションの品の良さについて語る一節があった。
    日常を扱う雑誌の編集長が皇室のものについて語る。それがどこのブランドかを語るのではなく、どんな佇まいを持ったもので、心にどんな印象を残したかというものだった。

    英国王室御用達でも、ブランド名の背景にあるもの、見る者に与える印象、そのようなものが大切なのではないかと感じたのだが。

  • 男子は『価値があるもの』よりも『意味があるもの』に惹かれるのです。

    ロイヤルワラントという、英国王室が認めたアイテムや、その歴史が盛り込まれた一冊。

    スーツ、ブーツ、ウィスキー、男子心をくすぐるものばかり、、、

  • 写真満載なのかと思いきや文字多めで結構専門的な本だったので
    ほとんど流し読みで済ませてしまいました>読んだとは言えないかもしれない…

    求めていた本ではなかった(=v=;)

  • 大好きな香水について載っていたので購入。香水に関する記述は少なかったが、英国王室御用達(ロイヤルワラント)の意外なあれこれについて知ることができた。

    【意外なあれこれ①】ロイヤルワラントは高級品に与えられるものというイメージがあるが、スーパーにある食品などでも良いらしい(TWININGSの紅茶とか)。

    【意外なあれこれ②】ロイヤルワラントを与えることのできる人は現状エリザベス女王、夫のエディンバラ公、チャールズ皇太子で、3人から与えられている商品もあるとか。

    などなど。知っていると楽しい雑学本。もっと個々のブランドの歴史などに詳しいと尚良かった。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。イギリスを中心にヨーロッパの魅力を文化の視点から紹介。メンズファッションに関する記事を雑誌を中心とする媒体に執筆。著書に『サヴィル・ロウ』『ハリスツイードとアランセーター』『ビスポーク・スタイル』(万来舎)などがある。

「2018年 『Sartoria Italiana (サルトリア・イタリアーナ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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