ID野球の父: プロ野球に革命を起こした「尾張メモ」再発見
- ベースボール・マガジン社 (2012年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784583104737
作品紹介・あらすじ
パソコンもビデオもなかった時代、手作業で情報収集・データ分析に執念を燃やした男がいた-鶴岡南海、広岡西武の敏腕スコアラー・尾張久次の知られざる"生き様""プロ魂"。
感想・レビュー・書評
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NPBで初のスコアラー。南海から晩年は草創期の西武ライオンズ。プロ野球のスコアラーの基礎を築いた男の素晴らしい功績。
ID野球やセイバーメトリクス。データを活用した野球は日々進化している。日本のプロ野球では正にこの人、尾張久次。
ノムさん本にほぼ出てこない名前だが、捕手として打者として監督として、尾張メモを十二分に活用してきたように思われる。
本書で登場する昭和34年の日本シリーズ、大沢親分の守備。ノムさん本では尾張メモの存在には触れてなかったように思う。そこにはきっと意図がある。
そんな、視点で読むとそれぞれの選手の策士ぶりが垣間見えて面白い。
プロ野球の意外な歴史、尾張スコアラーの名はもっと知られても良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本のプロ野球界初の「スコアラー」尾張久次。独自のデータ分析はその後のプロ野球変革の先駆けとなった。
実際の「尾張メモ」が載っています。字が小さくて読みにくいのが残念。 -
まさに日本版セイバーメトリクス。
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凄く良い意味で書きます。オタクって、突き詰めると職業になるし、その世界を変えると思う。