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- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584007013
感想・レビュー・書評
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詩人でジャズ評論家の奥成達氏の、怪奇ショートショート集。1989年にワニの本から発売。1990年の文庫化時に『怪談のいたずら2』と改題。
1977年の著書『怪談のいたずら』は、怪談風ショート・ショート+オカルト雑学エッセイ、という感じでしたが、これは全編ショートショートになっています。
ショートショートにしては、オチが笑うに笑えないダジャレ、という作品が半数近くなので、読み応えはありませんが、楢喜八氏のイラストを大々的に使用しているからか、そのダジャレオチが逆にオシャレにさえ思えてきます。
ダジャレオチではない作品も、オチの切れ味が悪いものばかりですが、「高原の春」と「死にたがる男」の二編は、秀逸なオチ。
どちらも、実は語り手が○○でした、というオチなのですが、映画『シックス・センス』を先取りしたような感じもあります。
更に、どちらも似たようなオチではあるのに、「高原の春」は叙情的、「死にたがる男」は不条理SF的、と、作風を変えているのも良いと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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