欲望のすすめ (ベスト新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584124604

作品紹介・あらすじ

若者は"草食化"していない!去勢された「政治家」「歴史家」「文化人」の"きれい事"を新進気鋭の保守論客が斬る!!

感想・レビュー・書評

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  • 「最近の若者は草食化した」という近頃の言説に真っ向から異を唱える一冊。
    実際には不景気で可処分所得が少なくなったから、草食化せざるを得なくなったという著者の分析には素直に頷けた。

    ただ後半の戦前の日本人も悪いことをしたとか、巻末の古市との対談は不要だったかと。

  • 昨今メディア等で語られる、「若者の草食化」「無欲化」にデータで疑問を呈したうえ、そこには、経済政策の失敗からくるデフレ不況の災禍を覆い隠そうという意図すら見えると喝破。

    このへんの論旨は、同年代の論者だけあって、自分の感覚とも近く、深くうなづける。

    後半の「皇軍無謬説」への疑問も、なるほどなぁ。という印象ではあるが、イマイチ実感としては飲み込めないところも。

    ただ、本書の結論としては具体的なものが呈されているわけではないので、飽くまで現状認識とネットを始めとするメディアの論調へのツッコミメインという感じ。

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著者プロフィール

古谷経衡
1982年札幌市生まれ。作家・評論家。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。(社)令和政治社会問題研究所所長。(社)日本ペンクラブ正会員。NPO法人江東映像文化振興事業団理事長。インターネットとネット保守、若者論、社会、政治、サブカルチャーなど幅広いテーマで執筆評論活動を行う一方、TOKYO FMやRKBラジオで番組コメンテイターも担当。『左翼も右翼もウソばかり』『日本を蝕む「極論」の正体』(ともに新潮新書)、『毒親と絶縁する』(集英社新書)、 『敗軍の名将』(幻冬舎新書)など著書多数。

「2023年 『シニア右翼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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