教育現場の7大問題

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584138793

作品紹介・あらすじ

学力テスト、モンスターペアレンツ、教員の長時間労働、いじめ……現代の教育問題はメディアが作った虚像だった?学校教育に関わる当事者たちの「声」をもとに現場目線で教育問題の真の姿に迫る。

感想・レビュー・書評

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  •  本書でとり上げられている問題は、目次で見ると、以下のとおり。ネタバレになるといけないので、問題7については、書かずにおきましょう。

    問題1 全国学力テスト
    問題2 教員の過重労働
    問題3 受験と格差
    問題4 いじめ
    問題5 グローバル人材の育成
    問題6 アクティブ・ラーニング
    問題7 七つ目にして、最も大きな問題

     私のように教育に携わる者が読んでもあまり新しい発見はありませんが、ぜひ、教育以外の分野の方に読んでいただきたいです。もちろんどの業界にもその業界特有の問題があるとは思います。でも、教育の問題は、お子さんの問題に直結するわけですから。

     私が気になったのは、教育とは少し離れる感じもする「グローバル人材の育成」の中で書かれている〝リーダーになる人材は「三割」でいい? 七割の非正規を生む教育〟

     p.131 「リーダー」とは、つまり「正規三割」のことを意味する。

     なるほど、7割は切り捨てられて、安い労働力としてこき使われるわけか。経営者の論理も分からなくもありませんが、7割が不幸せになる社会でいいのでしょうか。

     ぜひ、教育以外の分野の方、特にお子さんをお持ちの方に読んでいただきた1冊です。

  • 問題提起にすらなっていないような気がする。「あるベテラン教師が言う」などと言う形式で現行制度の批判をしても、皆がそう言っているわけでもあるまい、としか思えない。内容が非常に浅すぎる。

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著者プロフィール

前屋 毅(まえや・つよし)フリージャーナリスト。1954年、鹿児島県生まれ。法政大学卒業。『週刊ポスト』記者として主に企業取材を担当。その後、フリーに。教育問題と経済問題を主なテーマにしている。

「2021年 『教師をやめる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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