- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784584139059
作品紹介・あらすじ
2019年11月通算在職日数が憲政史最長となる安倍首相。
「闘う保守」を自任する政治家•安倍晋三を東京新聞記者•望月衣塑子が斬る!
人間•安倍晋三、政治家•安倍晋三、そして首相•安倍晋三……。
「最強首相」安倍晋三を様々な角度から分析。
2019年の安倍政権を予測し、日本の行末を考える。
感想・レビュー・書評
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内田先生のコメントの分り味がすごい。安倍信者のアホぶりがあぶりだされる。対米従属+対米自立の官僚たちが結局は癌なのだが岸信介の時代から。安倍マイレージやAポイントには笑わされた、笑ってる場合じゃないが。政治家の劣化は分っていたが官僚も酷いもの。
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内容や構成は週刊誌的で急ごしらえの感は否めない。ただあとがきにもあるように、2019年の時点で、安倍首相をめぐってどのようなことが問題とされ、どのようなことが議論されていたかを書籍の形で残すことには確かに意味がある。安倍政治の負の遺産はアベノミクスだけではない。政権運営や国会答弁の酷さ、そしてモリカケ問題。風化させてはいけない。
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2020/12/13安倍晋三大研究 望月衣塑子
内田樹
安倍総理のユニーク性
総理として器量の無さ 反対者と対話できない 非を認められない人格的脆弱性未成熟!咄嗟の嘘ー作り上げられた嘘へ
人間の卑しさ弱さを熟知して
任侠的義侠心を発揮 味方と敵を峻別
この総理を受け入れて支持する国民と政治システムに関心
米国の国益を優先 対米従属
国民には経済の成功をアピールして支持
アベノミクスはシャブ漬け金子勝
日銀の統制
官僚統制 明確な信賞必罰
マスコミ 自己正当化取り込まれる
公人がいなくなった!
2015年国立大学法学校教育法を改正
タイムスパンの短期化
その場しのぎ 嘘も平気
安倍晋三氏の教育と現在の国際環境が相まって8年近い長期政権を可能にした -
報道とかで知っていたこと以上の情報はあまりありませんでした。日米のどちらにも言えることですが、確かに政治家が「議論」を軽視しているように感じます。相手を説得するのではなく、筋の通らない暴論で押し切る、時間切れに持ち込む・・ このままでは国民の「政治離れ」がますます広がりそうです。
内田樹さんの議論は相変わらずキレてますね。