感染の令和: またはあらかじめ失われた日本へ

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  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784584139806

作品紹介・あらすじ

土壇場ですべてが許される!
政治・外交・経済・社会・思想・コロナ
時代の全貌、ここにあり。

衰退・没落の色を日増しに強める令和日本。
「かつては繁栄を謳歌したのに、なぜこうなったのか?」と疑問に思う人も多いはず。
だが戦後日本は、もともと失敗を運命づけられていた。往年の成功は、それがたまたま抑え込まれていた結果にすぎなかったのだ!
七十年以上前から、われわれは「滅び」に感染していたのである。コロナ禍のもと、この病は「現実の否認と解体」という形を取るにいたった……
時代の全貌をつかみ、現実を再建せよ。本書は復活への道を示す「知の黙示録」だ。

「美しい調和という「令和」本来の意味とは裏腹に、日本は濃霧に包まれている。
コロナウイルス以前に、日本人の精神が何かに感染しているのではないか?
鬼才、佐藤健志氏がタブーを破り、戦後を呪縛する神話を解いて、
われわれを現実発見へと導く。」 ———堀茂樹氏(慶応義塾大学名誉教授)、激賞!!

(目次・章見出し)
プロローグ 令和は全てが許される
第一部 平成までを総括する
第二部 黄昏の現地妻国家
第三部 崩れゆく経済と社会
第四部 世界観をめぐる逆説
第五部 パンデミックと国の行く末

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  • プロローグ 令和はすべてが許される
    第1部 平成までを総括する(平成とボヘミアン・ラプソディ;手違いで繁栄した戦後日本 ほか)
    第2部 黄昏の現地妻国家(ナショナリズムと突然変異;日米貿易交渉の真実 ほか)
    第3部 崩れゆく経済と社会(戦後史最後の政治的選択;消費増税と「日本の自殺」 ほか)
    第4部 世界観をめぐる逆説(ポピュリズム・オブ・ザ・デッド;二〇一〇年代末、世界はみな疲れている ほか)
    第5部 パンデミックと国の行く末(予言された疫病の記録;パンデミックは愛の行為 ほか)

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著者プロフィール

1966年、東京生まれ。評論家・作家。東京大学教養学部卒業。1989年、戯曲『ブロークン・ジャパニーズ』で、文化庁舞台芸術創作奨励特別賞を受賞。1990年、最初の単行本となる小説『チングー・韓国の友人』(新潮社)を刊行した。1992年の『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』(文藝春秋)より、作劇術の観点から時代や社会を分析する独自の評論活動を展開。これは21世紀に入り、政治、経済、歴史、思想、文化などの多角的な切り口を融合した、戦後日本、さらには近代日本の本質をめぐる体系的探求へと成熟する。著書に『平和主義は貧困への道』(KKベストセラーズ) 、『右の売国、左の亡国 2020sファイナルカット』(経営科学出版)、『僕たちは戦後史を知らない』(祥伝社)、『バラバラ殺人の文明論』(PHP研究所)、『夢見られた近代』(NTT出版)、『本格保守宣言』(新潮新書)など。訳書に『新訳 フランス革命の省察 』(PHP研究所)、『コモン・センス 完全版』(同)がある。『新訳 フランス革命の省察』は2020年、リニューアルのうえPHP文庫に収められた。

「2021年 『感染の令和』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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