アーネスト・サトウと蔵書の行方―『増補浮世絵類考』の来歴をめぐって

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  • 勉誠出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784585200789

作品紹介・あらすじ

幕末・明治期、英国の外交官・日本研究者として活躍し、日本の古書収集家として傑出した人物であったアーネスト・サトウ。
そのサトウが収集したコレクションの中に浮世絵の研究、特に謎の浮世絵師「写楽」の考証にとって重要な資料である『増補浮世絵類考』が含まれていた。
作者の斎藤月岑の死後、サトウの所蔵をへて、ケンブリッジ大学図書館にたどり着くまでの期間、この本はどのような変遷をたどったのか。
写本として受け継がれた『浮世絵類考』の全般にかかわる問題にも言及しつつ、その謎を追う。

著者プロフィール

1948年愛知県生まれ。成城大学文芸学部卒業。慶應大学大学院修士課程(日本史)修了。ロンドン大学UCLでPG Dip(図書館・情報学)を取得。国会図書館勤務などを経て、1985年から2015年までケンブリッジ大学図書館日本部長。
主な編著書に、『日本の刺青と英国王室―明治期から第一次世界大戦まで』(藤原書店、2010年)、『ロンドン日本人村を作った男―謎の興行師タナカー・ブヒクロサン1839-94』(藤原書店、2015年)、『ケンブリッジ大学図書館所蔵アーネスト・サトウ関連蔵書目錄』(ゆまに書房、2016年)、『ケンブリッジ大学図書館と近代日本研究の歩み』(勉誠出版、2017年、第20回図書館サポートフォーラム賞受賞)、『戦争と図書館─英国近代日本語コレクションの歴史』(勉誠出版、2018年)などがある。

「2020年 『アーネスト・サトウと蔵書の行方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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