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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784585215011
作品紹介・あらすじ
誰もが、突然遭遇する絶対危機に幾年月、耐えなければならない。艱難辛苦に、冷静に対処する不屈の精神をいかに鍛えるか。生死を賭して戦った戦国武将の言動は、乱世が鍛え上げた日本人の心身の美学である。
感想・レビュー・書評
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大変読みやすかったです。現代に通用する美学、通用しない美学、心惹かれる男気はやはり戦国武将ならではの美学でした。
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確か、山内昌之さんの『リーダーシップ』で推薦されていた。
本の体裁は1ページに名言とその解説という、割とお手軽本。
こんな本を大学の先生が推薦するのかな、と読み進めていくと、内容に伴い、厳粛な気持ちになってきた。編者としての気合いが感じられてきた。
(1)黒田如水:大将たる人は、威というものなくては、万人の押さえなり難し。(p236)
(2)北条氏康:吏士を愛し、庶民を恵むは主将の職分なり。(p226)
(3)鍋島直繁:律儀正直ばかり覚えて心が逼塞していては、男業はなるべからず。(p118)
武士には、律儀正直だけでなく、時には世間の常識を打ち破る大蛮勇を発揮してこそ、男業ができるということ。
最後は、四角四面な性格の自分の叱責としても受け止めたい。
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