感覚の分析 (叢書・ウニベルシタス)

著者 : エルンスト・マッハ 須藤吾之助 広松渉

• 法政大学出版局 (1971年10月1日発売)

作品紹介・あらすじ

近世的認識観・自然観を超えんとして縦横に活躍し，現代物理学に寄与したマッハの主著。自然的世界観の確実な基盤・要素である感覚を論じ，自然科学の方法に及ぶ。

感想・レビュー・書評

[kaizenさんの感想 · 2011年12月13日]

認識の分析と対になった標題である。
物理学の本質的な事項としての時間と空間。
人間が時間と空間をどのように把握できるのか，
認識という視点に対して， 感覚という視点で捉え直す。

廣松渉氏の書籍は難しいので、どういう背景知識を持っているかを確認するために翻訳作業の成果を読もうと購入しました。
マッハの考え方は、廣松渉にタイして、時間、空間、相対性などの理解する視点を与えているような気がしました。