初めに愛があった: 精神分析と信仰 (叢書・ウニベルシタス)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588002151

作品紹介・あらすじ

精神分析と信仰の心的空間を人間精神の深層において比較考察しつつ,エディプス空間(欲望)に代わるナルシシズム空間の再構築による「愛の理論」の構想を語る。

感想・レビュー・書評

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  • 精神分析と信仰に潜む内なる摩擦を、愛、高度な倫理観をもって分析、懐疑、判断を試みる挑戦的な内容。分析される側と同様に、する側にも暴露される準備が必要であると熱心に説いている。

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著者プロフィール

(Julia Kristeva)
1941年ブルガリアのユダヤ系の家庭に生まれる。66年パリに出て、文学の記号論的・精神分析的研究に従事する傍ら、後に彼女の夫君となる作家フィリップ・ソレルスの主宰する前衛的雑誌『テル・ケル』に参加、バフチン、ソシュール、フロイト、ラカンらの読解を軸に、デカルト的主体の解体、意味の産出性、詩的言語の侵犯性、母体的原理の措定を中核とする独自のテクスト理論を提出し、ポスト構造主義の一翼を担う。パリ第七大学名誉教授。『セメイオチケ』(69)、『ことば、この未知なるもの』(69)、『テクストとしての小説』(70)、『中国の女たち』(74)、『記号の横断』(75)、『ポリローグ』(77)、『女の時間』(79)、『初めに愛があった』(85)、『黒い太陽』(87)、『外国人』(88)、『彼方をめざして』(90)、『サムライたち』(90)、『プルースト』(94)、『〈母〉の根源を求めて』(98)、『斬首の光景』(98)、『ハンナ・アーレント』(99)、『メラニー・クライン』(2001)などの著作がある。

「2016年 『恐怖の権力 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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