時代おくれの人間 上 (叢書・ウニベルシタス 431)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588004315

作品紹介・あらすじ

環境破壊,核の脅威,マスメディアの大衆支配など,危機的状況にさらされた人類を覆うニヒリズムの根源に迫り,黙示録的破滅を免れるための方法的エチカを探る。

感想・レビュー・書評

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  • 思索家ギュンター・アンダース。ヴァルター・ベンヤミンの従兄で、ハンナ・アーレントの夫(後に離婚)。そんな人間関係を聞いただけで震え上がるようですが、皮肉のこもった彼の文明観はひどくうなずける。彼がこの作品の序盤で言う「プロメテウス的人間」は、物質至上主義と資本主義に生存本能までゆがめられた私たち人間と商品たちへの哀愁に満ちている。これを読んだとき、浜崎あゆみがエステのCMに出たときで、バービー・ガールな彼女の美しさこそアンダースの言っているこれだ!と思ったのを覚えている。

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