身体と政治: イギリスにおける病気・死・医者,1650-1900 (叢書・ウニベルシタス 887)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588008870

作品紹介・あらすじ

近代初期イングランドにおける身体についての考え方と医療の実践のありようを精査した、現代イギリスの世界的な医療史家ポーターの代表作。過去250年にわたって演じられてきた医者と患者の「医療の劇場」を137点(カラー39点)の挿絵(諷刺画・肖像画・写生画など)を細心に読み解き、健康と病気が広く社会や政治にあたえた比喩的・象徴的意味、その時代の様相を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    近代初期、身体はどう考えられ医療はいかに実践されたか。
    医者と患者の「医療の劇場」を諷刺漫画・肖像画・写生などで細心に読み解き、健康と病気が政治や社会に与えた比喩的・象徴的意味、時代背景を明らかにする。

    [ 目次 ]
    第1章 序―全貌の輪郭
    第2章 グロテスクで奇怪な体
    第3章 健康で美しい体
    第4章 病気の推断
    第5章 開業医の典型
    第6章 患者のプロフィール
    第7章 アウトサイダーと侵略者
    第8章 職業上の諸問題
    第9章 政治体を診断する政治家
    第10章 ヴィクトリア朝での展開

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著者プロフィール

(Roy Porter)1946-2002。ケンブリッジ大学クライストカレッジ卒業後、同大学の研究員・講師を経て、1979年からロンドンのウェルカム医学史研究所(現ロンドン大学ユニヴァーシティーカレッジ・ウェルカムトラスト医学史センター)勤務。1993年から教授。2001年に退職し、同研究所名誉教授。20世紀後半、好事家向けのニッチな学問であった医学史を一躍メジャーな研究分野に押し上げた立役者。邦訳のある著書に、『身体と政治──イギリスにおける病気・死・医者、1650-1900』、『人体を戦場にして──医療小史』、『狂気の社会史──狂人たちの物語』(以上法政大学出版局)、『狂気 〈一冊でわかるシリーズ〉』(岩波書店)、『健康売ります──イギリスのニセ医者の話 1660-1850』(みすず書房)など。

「2023年 『痛風の文化史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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