春の七草 (ものと人間の文化史 146)

著者 :
  • 法政大学出版局
3.33
  • (1)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 23
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588214615

作品紹介・あらすじ

古来「七草粥」は春の到来を祝い、新年の息災を願う行事としてひろく親しまれてきた。厳しい冬の季節に芽吹く若菜に大地の生命力を感じ、食生活の中に巧みに取り入れてきた古人たちの知恵を探り、七草をめぐる故事来歴を渉猟する。また、七種の植物それぞれの生態と食法、栽培法やその他の利用法など、七草と日本人のかかわりの足跡を辿りつつ、忘れられた日本文化の伝統を甦らせる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 植物図鑑のような草花の図と写真。見ていてほっとする。

    芹(せり)、薺(なずな)、御行(ごぎょう)・母子草(ははこぐさ)、繁縷(はこべ)、仏の座(ほとけのざ)・田平子(たびらこ)、菘(すずな)・蕪(かぶ)、清白(すずしろ)・大根(だいこん)

    稲と同様に、記録のない帰化植物という「史前帰化植物」という概念を知りました。

    参考文献が豊富で、「秋の七草」も刊行とのこと。
    できれば、七草ごとの参考文献があると嬉しい。

    蕪、大根の俳句の紹介はすばらしい。

  • 資料ID:W0147549
    請求記号:380.8||Mo 35||146
    配架場所:本館2F手動式書架

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1937年、岡山県に生まれる。1956年から1993年まで大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事、1993~2003年3月まで近畿大学総務部総務課に勤務。2003年より2009年まで(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。

「2018年 『和紙植物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

有岡利幸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×