桃 (ものと人間の文化史)

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  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588215711

作品紹介・あらすじ

魔除けや若返りの呪力をもつ神聖な果実として神話や昔話に語り継がれ、近年古代遺跡から大量に出土して宮廷祭祀との関連が注目される桃。全国各地に伝わる桃太郎話や桃源郷の伝説、雛祭りの地域的特性と変遷をたどり、日本人との多彩な関わりを考察する。また、栽培と育種・品種改良の歩み、救荒食糧や民間薬としての利用例をあげて、知られざる伝承と習俗を掘り起こす。

感想・レビュー・書評

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  • 若い頃から好きなのですよ、このシリーズ。きっかけは、澁澤さんの机でみたから(笑)まさか、桃が出るとは!私は桃ほど好きなものはないのです(笑)いや、関係ないんですが…
    いや、関係あるか…

    桃の節句前に読むのはいいでしょ(^-^)/

  • 自分探しのために読みましたw私以外誰が読むんだろう、と思いつつ、自分のルーツについて考えてみるww
    観賞のための桃、食べるための桃、治療のための桃、文化で育まれる桃、などなどとりあえず、桃にかかわる話が盛り込まれています。今では食用がメインですが、昔は治療によく用いられていたみたいです。花の観賞も江戸時代には発達したみたいですが、いつの間にか同じ時期に咲く桜に負け、存在が薄くなってしまったようです。内容はお固いです。

    ちなみに、ルーツは中国でバラ科サクラ属モモ亜属だそうです。

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著者プロフィール

1937年、岡山県に生まれる。1956年から1993年まで大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事、1993~2003年3月まで近畿大学総務部総務課に勤務。2003年より2009年まで(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。

「2018年 『和紙植物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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