正義の秤(スケール): グローバル化する世界で政治空間を再想像すること (サピエンティア)

  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588603273

作品紹介・あらすじ

正義の秤=尺度をめぐる二つのイメージ。ひとつの難題は、再分配か、承認か、代表かという「なに」をめぐって競合する見解から生じる。もうひとつの困難は、領域化された市民か、グローバルな人類か、国境横断的なリスクの共同体かという「だれ」をめぐって対立するフレーム化から生じている。本書は、これらの難題をえぐり出しつつ批判理論化のもとで統合し、正義の理想を追究する。

著者プロフィール

ナンシー・フレイザー(Nancy Fraser) :1947年生まれ。アメリカの政治学者。ニューヨーク市立大学大学院センターで博士号取得。ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチの政治・社会科学教授。専門は、批判理論、ジェンダー論、現代フランス・ドイツ思想。邦訳書に、『中断された正義――「ポスト社会主義的」条件をめぐる批判的省察』(御茶の水書房)、『正義の秤――グローバル化する世界で政治空間を再想像すること』(法政大学出版局)、『再配分か承認か?――政治・哲学論争』(共著、法政大学出版局)、『99%のためのフェミニズム宣言』(共著、人文書院)など。

「2023年 『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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