- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591028759
感想・レビュー・書評
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三人組がいわし釣りの客を相手に食べ物や飲み物を売る株式会社を作る話。
子供だけで回らなくて商店会の大人たちにもスポンサーになってもらって最後学校祭で売って儲けゼロのちょんちょんになる話もあったような…。
そっちと記憶がごっちゃになっていた。
資本金、株券、株主総会などがあって本格的。
どこかで大失敗するのではないかとハラハラドキドキ。
株券1枚が100円だから10枚でも大して儲からないきがするけれど、身を粉にして働いたハチベエたちはとっても大変そう。
お金を稼ぐことの大変さがよく分る。
さすがのハチベイも疲労困憊で社長はもう懲り懲りという態度が笑える。
株式のことをしっかり勉強したり株主総会で嘘ではないけれどギリギリのところで上手く言い逃れるハカセの話術もすごい。
画家のえらい先生の登場意義はよく分らない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会社の作り方、経営の仕方などがわかりやすく書いてあります。
これは面白いし勉強になるなぁー!
大人が読んでもタメになるズッコケ☆ -
これまたハカセが大活躍の巻であり、ハチベエのお調子者ぶりが最大限引き出された一冊。ついつい大事件を期待しちゃうのは、結局のところ、三人共が備え持つそそっかしさからだろうか?
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ズッコケ三人組シリーズで一番好きな本。
小学校時代、これにあこがれてました。 -
おそらくズッコケシリーズの中でもトップ3に入る人気作品。
経済・経営の概念を非常にわかりやすく伝えている。老若男女問わずオススメ。 -
ズッコケトリオの活躍を通して、ちょっとした社会のしくみ、働くことの大変さに触れています。
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おなじみズッコケ三人組が、釣り客で賑わう港で
弁当やジュースを歩き売りすれば商売になるんじゃないか
と考え、お弁当会社を設立した。
小学生三人組が、元手を調達するために株式を発行して
クラスの友人に株主になってもらうことに。
会社は順調にすべりだしたかにみえたが、前途多難な日々が
待ち受けていた。
ズッコケ三人組はお弁当会社設立にあたり、
最初は自分達の小遣いで出資して、足りない分を債権
(友人からの借金)で賄いました。
しかし、商売が少し大きくなって、金利を払うよりも
儲けが出たときだけ配当した方がいいだろう
(これは株主資本コストを意識していないダメ発言ですが)と、
株式発行を決意します。
資本金、売上、利益の概念はもちろんのこと、買掛金や売掛金も
物語の上でちゃんと登場します。
設備投資(トランシーバー購入)のための増資も行います。
おまけに釣りシーズンが終わってしまい売上が思うように
上がらなくなった後の株主総会(放課後に教室で行う)では、
買掛金を意図的に隠蔽した粉飾決算で株主の追及を切り抜ける
といった場面まで登場します。
株式会社についてこれほどまでに分かりやすく書かれているなんて
驚きです。
児童向けの本ですが、株式会社についていまいち分からない
大人にも読んでほしい一冊です。 -
ズッコケシリーズで一番好き
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ものすごく懐かしいズッコケシリーズ。
小学生の頃どれだけ読んだことかわからないシリーズ。
株式会社の仕組みが小学生でもわかりやすく書いてあって楽しそうだから自分もやってみたいと思った記憶があるなぁ。
現在では昭和の本として図書室の片隅にあるのかも。
今の図書室で人気のゾロリシリーズの原ゆたかさんは講演会でズッコケの50冊は意識しているようなお話(本気かどうかはわかりませんが)をしていらっしゃいました。
偉大なシリーズです。 -
思わず懐かしくて手にしてしまいました。
30周年か何かのキャンペーンなんでしょうか?コンビニに「ズッコケ中年三人組」と並んでました。小学校の図書室でこのシリーズをどれだけ読んだことかww
中でもこの「うわさのズッコケ株式会社」はよく覚えています。
小学生ながらハチベエ、ハカセ、モーちゃんの三人組が同級生から資金を集め、株式会社を作り、イワシ釣りに港に来る釣り人相手に飲み物や弁当などを売ってお金を稼ごうとするお話。
なかなかおもしろいです。
ラストのハチベエの気持ちが何ともいいですね。
〝なんだか、すかっとした気分だった。自分のふところに、いくら入るかなんてことは、もう、どうでもいいような気がした。それよりなにより、とにかく、株主連中に、わが経営の才能をみとめさせたことの方が、よほど気持ちよかった。〟
公証人役場やら法務局やら駆けずり回って一人で会社作った日を思い出します。